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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.04.26 17:50

豪州SC:マスタング導入が「シボレー・カマロ参戦の呼び水になる」との声

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海外レース他 | 豪州SC:マスタング導入が「シボレー・カマロ参戦の呼び水になる」との声

 VASCオーストラリア・ヴァージン・スーパーカーでフォードのホモロゲーション認定チームであるティックフォード・レーシングの代表ロッド・ナッシュは、2019年に『マスタング』を投入するフォードの決断が、長年のライバルである『シボレー・カマロ』のシリーズ参戦に向けた「呼び水になる可能性がある」と予想している。

 VASCに参戦するホールデンの親会社であり、保有ブランドにシボレーも有するGMゼネラル・モータースは、ホールデンの市販高性能車部門であるHSV(ホールデン・スペシャル・ビークルズ)を通じて、この夏にもオーストラリア市場に向け右ハンドル仕様の『シボレー・カマロ』を発売する。

 この新型カマロは、オーストラリアのホールデン・ディーラー網を通じてシボレーブランドの車両として展開され、昨年惜しまれつつも販売が終了した「オーストラリアの魂」とも云うべきV8搭載モデルのコモドアに代わって、GMホールデン・ライアナップの象徴として位置付けられることになる。

 ホールデンはすでにワークス指定チームとしてトリプルエイト・レースエンジニアリングが運営する“レッドブル・レーシング・オーストラリア”を通じてVASCのシリーズに長期参戦するプログラムを運用しており、この2018年シーズンから最新のGen2規定マシンである『コモドアZB』を投入したばかり。

 しかし、同じホールデン陣営でシリーズを戦うウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッドの共同オーナーとなったザック・ブラウンや、市販車部門ではHSVの創設者としてもホールデンと緊密な連携を続けるライアン・ウォーキンショーなどから、公式コメントとして「このスーパーカー・シリーズでいつかはシボレー・カマロが戦う姿を見てみたい」といった声も挙がっている。   

 しかしホールデン陣営としては、今月初めにも北米で活躍した『キャデラックATS-V.R.GT3』に搭載されたGM製のV6直噴ツインターボを由来とする新規定エンジンの開発を「凍結する」と発表したばかりで、2018年に予定していたバサースト1000を含む、複数の長距離イベントへのワイルドカード枠投入も見送られるなど、将来的なプログラムの見通しに若干の不安要素も残っている。

これまでのV8、4ドア以外にも「2ドア、5ドア、V6ターボ、直4ターボ」など大きく門戸を開いたGen2規定
2019年に投入される『フォード・マスタング』に対抗するには、2ドアモデルが必須と予測するフォード陣営
2019年からのVASCシリーズ投入発表を経て、フォードが公開した『マスタング』のレンダリングイメージ


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