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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.05.18 17:48
更新日: 2018.05.18 17:59

TCR UK:第2戦ノックヒル。BTCC経験者ダン・ロイドが独壇場の4連勝

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海外レース他 | TCR UK:第2戦ノックヒル。BTCC経験者ダン・ロイドが独壇場の4連勝

 2018年から”ツーリングカーの本場”でシリーズ創設となったTCR UKの第2戦が5月11〜13日にイギリス・ノックヒルで開催され、ウェスト・コースト・レーシング(WCR)のダニエル”ダン”ロイド(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)が、開幕に続き2連勝。ここまでふたつのポールと4勝を記録し、満額のチャンピオンシップポイントを手にしている。

 開幕戦シルバーストンではノンカラーリングの暫定仕様での走行となったダン・ロイドは、STCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権でのWCRのマシン同様、淡い可変光メタリックにグリーンをまとったゴルフGTI TCRでノックヒルに登場。

 そのニューカラーのマシンでこの第2戦でも開幕戦同様のパフォーマンスを維持し予選トップタイムをマークし、幸先良くポールポジションを獲得した。

 しかしその予選後再車検で4台のマシンにドライバーを含む最低重量違反の裁定が下り、ポールシッターのロイドを含め、WCRのチームメイトである女性ドライバー、ジェシカ・バックマン(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)、ルイス・ケント(ヒュンダイi30 N TCR)、デレック・パーマー(アルファロメオ・ジュリエッタTCR)がグリッド降格のペナルティを受ける波乱が発生。

 その後、レース1スタートに向けこのペナルティは「重量測定方法に不備があった」として取り消されることとなり、グリッドに着いたマシンは予選タイムのままのポジションに。ロイドも無事にポールポジションにマシンを並べるドタバタのスタート進行となった。

 そのまま1コーナーに向け先頭を維持して飛び込んだロイドに続いたのは、フロントロウ2番手スタートのBTCCドライバー、エイデン・モファット(アルファロメオ・ジュリエッタTCR)……とはならず、その若手実力者をかわしたFK2ホンダ・シビック・タイプR TCRのオリー・テイラーに。

 パイロ・モータースポーツから参戦するテイラーはロイドを追うべくペースを上げるも、序盤からリヤタイヤのグリップに苦しみオーバーステアに悩まされることに。

 その挙動変化を見逃さなかったモファットは、テイラーをパスして早々に2番手を奪還。首位ロイドの追撃体制に入った。

 しかし、そのモファットにもツキがなく、彼のジュリエッタはレース中盤にドライブシャフトにトラブルを抱えてストップ。さらにその後、ケントのヒュンダイがコースオフし、セーフティカー(SC)が出動することとなった。

グリッド降格騒ぎのドタバタ劇を経て、無事にポールからスタートのダン・ロイド
前夜からの雨で路面がグリーンとなり、コースオフやコントロールに苦しむマシンが多発。2番手争いも接触バトルに
17年はクラフト-バンブーからTCRインターにも参戦したダン・ロイドがTCR UKで見事な開幕スタートダッシュを披露


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