WTCR第8戦:中国武漢戦はドイツ勢が制圧。アウディは表彰台独占、ヒュンダイは性能調整に苦しむ
WTCR世界ツーリングカー・カップは10月5~7日、中国・武漢のストリートコースで第8ラウンドが行われ、レース1をジャン-カール・ベルネイ(アウディRS3 LMS)が、レース2をメディ・ベナーニ(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)が、レース3をゴードン・シェドン(アウディRS3 LMS)が制した。
中国連戦を迎えているWTCRの第8ラウンドは、中国国内のツーリングカー選手権も開催される武漢インターナショナル・ストリート・トラックを舞台に争われた。
6日に行われたレース1をポールポジションからスタートしたベルネイは「スタートをしっかり決めることに集中していた」と言うとおり、ポジションを守ったまま1コーナーを通過。後方にはペペ・オリオラ(セアト・クプラTCR)、7番手からジャンプアップを果たしたヤン・アーチャー(ホンダ・シビック・タイプR TCR)などが続いていく。
レースは4周目、後方でバトルを繰り広げていたトム・コロネル(ホンダ・シビック・タイプR TCR)とファブリツィオ・ジョバナルディ(アルファロメオ・ジュリエッタTCR)の接触によりセーフティカーが導入される。
セーフティカー導入から3周後の7周目にレースが再開されると、ここでもトップのベルネイとオリオラが抜け出すが、オリオラは徐々に引き離されていき、ベルネイが独走体勢に。
結局、ベルネイは4.913秒のリードを築いてトップチェッカー。2位にオリオラ、3位にはアーチャーを交わしたシェドンが食い込んだ。4位にはアーチャーが入ったものの、レース後にジャンプスタートのペナルティを受け30秒のタイム加算。18位までポジションを落としている。