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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.10.13 11:03
更新日: 2018.10.16 11:04

STC2000:新設トラックの第10戦サン・ニコラスでプジョー408が連勝劇

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海外レース他 | STC2000:新設トラックの第10戦サン・ニコラスでプジョー408が連勝劇

 南米アルゼンチン最大のツーリングカー・シリーズ、スーパーTC2000の第10戦が10月6~7日に最新レーストラックのサン・ニコラスで開催され、土曜のクオリファイレース、日曜のフューチャーレースともにチーム・プジョー・トタル・アルゼンティーナのマリアーノ・ウェルナーが連勝を飾り、久々にプジョー408が表彰台の頂点に上った。

 首都ブエノスアイレスの北、約200kmのパラナ川沿いに位置する商業都市に新設されたサーキットは、変形オーバルを基本にヘアピンを有するシンプルなインフィールド区間を設けた全長4000mのレイアウト。

 誰にとってもデータのない横並びの条件でポールポジションを獲得したのは、プジョー408をドライブするウェルナーで、フロントロウには2014、2015年のシリーズチャンピオンであり今季からシリーズに凱旋復帰したネストール・ジロラミ(プジョー408)が並び、チーム・プジョー・トタル・アルゼンティーナ勢がコース攻略で先手を取る形となった。

 迎えたクオリファイレースでも最前列からレースを牽引したプジョー勢に対し、3番手以下ではポジションが変動。予選3番グリッドにつけたのは、シボレーYPFの伏兵トーマス-ガリアルディ・ジェネ(シボレーYPFクルーズ)だったが、選手権争いを展開するルノースポールのリオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT)がすぐにオーバーテイクを決め表彰台圏内へ。

 同じくタイトル争いでペーニャの先行を阻止したい王者ファクンド・アルドゥソ(ルノー・フルーエンスGT)も、チームメイトを追うように4番手に浮上してくる。

 レースはそのまま波乱なく10周のチェッカーを迎え、ウェルナー、ジロラミのプジョー勢がワン・ツー・フィニッシュを達成。ジロラミはWTCC世界ツーリングカー選手権からSTC2000に復帰参戦以来初の表彰台獲得となった。

 3位表彰台のペーニャに続き、アルドゥソが4位とルノースポール勢が続き、その背後にはシボレーYPFのトリオ、2016年王者で現選手権リーダーのアグスティン・カナピノ、ジェネ、ベルナルド・レイバーが続くオーダーとなった。

シリーズ初開催のトラックでいち早く攻略法を発見し主導権を握ったプジョー勢
選手権3位につけるルノーのリオネル・ペーニャは、両レースともにチャンピオンを上回る好走を披露した
プジョー408のワン・ツーに貢献した2位のネストール・ジロラミ(左)はシリーズ復帰後初の表彰台となった
R1で3位、4位に入ったルノー・フルーエンスGTは、再車検でペナルティが下り、選手権争いに大きく影を落とすことに


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