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海外レース他 ニュース

投稿日: 2016.09.06 21:11
更新日: 2016.09.06 21:18

プロモーターが語るもてぎ戦とWTCCの未来(2)「ポイントシステムを変えたい」

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海外レース他 | プロモーターが語るもてぎ戦とWTCCの未来(2)「ポイントシステムを変えたい」

 WTCC世界ツーリングカー選手権日本ラウンドは9月2〜4日、ツインリンクもてぎで2年目のイベントが行われたが、この場でWTCCのプロモーターを務めるユーロスポーツ・イベントのフランソワ・リベイロ代表がグループインタビューに応じた。

 リベイロ代表は、ユーロスポーツ・イベントのなかでWTCC、そして二輪のEWC世界耐久選手権をプロモートしており、鈴鹿サーキット、そしてツインリンクもてぎを運営するモビリティランドとの関係も深い。また、両シリーズとも日本でレースを開催していることから、日本のモータースポーツ文化やシリーズについても非常に深い見識をもっている。

 そんなリベイロ代表に、今回はホセーマリア・ロペスのタイトル決定にも関連したタイ戦のキャンセル、そして来季とTCRシリーズとの関係、2016年で契約が切れるタイヤサプライヤーについて聞いた。

■タイ戦キャンセルの理由は?

Q:タイでのレースは正式にキャンセルになるのか。
フランソワ・リベイロ(以下FR):FIA国際自動車連盟に対し、キャンセルのリクエストを出してそれは承認された。ただ、世界選手権の年間カレンダーを正式に変更するには、9月28日に行われるワールド・モータースポーツ・カウンシルの承認が必要だ。

Q:タイ戦のキャンセルの理由は。
FR:実にシンプルな話だ。タイのASNの担当が消えてしまったんだよ。日本でいうところのJAFにあたる『RAAT』という組織があるが、政府から組織が消滅したとの連絡があった。昨年一緒に仕事をしていた人たちが皆いなくなり、新しい人たちが代わりに入ってきたが、彼らはサーキットを見たことがあるかどうかというメンバーだった。だから、とても危険なのだ。もちろん世界選手権でない、たとえばスーパーGTのようなイベントであれば、ローカルの連盟を必要とせず、GTAのように直接サーキットと仕事をすることが可能だ。しかし、世界選手権の場合はその国の連盟がないとレースを開催することは法的に不可能だ。

Q:代替イベントは予定しているのか。
FR:いや。12戦だったのが11戦になる。


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