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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.04.27 18:37
更新日: 2019.09.01 11:02

FIA-F2第2戦アゼルバイジャン レース1:荒れたレースをエイトケンが制す。ポールの松下は不運に泣く

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海外レース他 | FIA-F2第2戦アゼルバイジャン レース1:荒れたレースをエイトケンが制す。ポールの松下は不運に泣く

 4月27日、2019年FIA-F2第2戦アゼルバイジャンのレース1が開催され、ジャック・エイトケン(カンポス)が優勝、予選でポールポジションを獲得した松下信治(カーリン)は13位だった。

 バクー市内の市街地コースで開催されるアゼルバイジャン戦はアクシデントが多発することで知られるている。金曜に同コースで行われたF1のFP1では、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)が浮いたマンホールに接触、シャシー交換を迫られるダメージを負うなどレース前日から波乱の展開に。

 土曜日に開催されるレース1の周回数は29周、また制限時間は60分に設定されている。ミディアムタイヤとスーパーソフトタイヤの2種類のタイヤ使用義務があり、最低1回のピットストップが義務付けられる。スタートはほぼ全車がスーパーソフトを選択した。

 前日に行われた予選でポールポジションを獲得したのは、日本人ドライバーとして唯一参戦しているカーリンの松下。2番手にはニック・デ・フリース(ART)、3月31日に開催された開幕戦バーレーンのレース2勝者、ルカ・ギオット(ユニヴィルトゥオーシ)が3番手に、開幕戦のレース1とレース2で表彰台を獲得したセルジオ・セッテ・カマラ(ダムス)が4番手につける。

 2番手スタートのデ・フリースが1コーナーでインを取りトップに浮上、松下が2番手にドロップ。後方では接触が多発、混乱に巻き込まれたジュリアーノ・アレジ(トライデント)とラルフ・ボスチャング(トライデント)がストップ、トライデントの2台が1周目でリタイアしてしまう。

アゼルバイジャン戦は今年も波乱の展開となった

 これに合わせて1周目からセーフティカー(SC)が導入された。だがSCは1周で解除され、デ・フリースを先頭に松下、エイトケン、ニコラス・ラティフィ(ダムス)の順にレースは再開する。

 6周目、2番手を走行していた松下が突如スローダウンし緊急ピットイン。トラブルは深刻なようで、長時間ピットでマシンの修復を強いられ、無念の戦線離脱となってしまった。

 その直後からデ・フリースを先陣に各チームが続々とピットイン。タイヤをミディアムに換えてコースへ戻っていく。

 このタイミングでミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)もタイヤ交換したが、ピットアウトした直後の9周目、コーナー立ち上がりで縁石を踏んだ際にスピン。コース上にマシンを止めてしまいバーチャルセーフティーカー(VSC)が導入された。

 このタイミングで松下がマシンの修復を終えコースに復帰、以降は何度かピットイン・アウトを繰り返しながらレースを進めていく。

 VSC解消後はラティフィとデ・フリースの2番手争いが白熱。12周目にはデ・フリースが2番手に浮上するが、このあと2台の差は2秒ほどで推移する。

■レース後半もアクシデントが多発

ポールポジションからスタートした松下信治(カーリン)

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