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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.12.13 12:23
更新日: 2019.12.13 12:34

オーストラリアでの“ポニーカー対決”はおあずけ。GMホールデンがシボレー・カマロ投入を先送り

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海外レース他 | オーストラリアでの“ポニーカー対決”はおあずけ。GMホールデンがシボレー・カマロ投入を先送り

 南半球を代表する人気ツーリングカー選手権、VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーでホールデン・ブランドのコモドアZBを走らせているGM(ゼネラル・モータース)は、同国での市販ロードカーが販売終了となった後も、2021年末まで現行モデルで参戦を継続すると発表。近日中の投入がアナウンスされていたシボレー・カマロ・スーパーカーの登場は先送りされる見通しとなった。

 2017年からVASCシリーズに導入されたGen2規定は、これまでの4ドアサルーンのみという伝統を打ち破り、5ドアハッチバックや2ドアクーペにも広く門戸が開かれた。エンジン規定にも時代の波が押し寄せ、オーストラリアの魂とも言えるV8自然吸気OHVのみならず、V型6気筒や直列4気筒直噴ターボの搭載も認められている。

 この規定に則り、2019年からいち早く2ドアスポーツカーのフォード・マスタング・スーパーカーを投入したフォード陣営は、DJRチーム・ペンスキーのエース、スコット・マクローリンが圧倒的な強さと速さでシリーズを連覇。ワンメイクのパイプフレームを使用しながら、重心位置や空力面での優位性が見過ごせない状況となっていた。

 これに前後して、マスタング登場が正式発表された2018年後半には、GM陣営としても2ドアモデルの導入を検討中であることを明言しており、同社を代表するシボレー・カマロ・スーパーカーをシリーズで走らせることで、アメリカン“ポニーカー”の代表的ライバル車種2モデルが、豪州大陸で代理戦争を繰り広げることが期待されてきた。

 しかし、GMホールデンのコミュニケーション・ジェネラルマネージャーを務めるダニエル・コッタリルは、12月第2週に入ってからシリーズへの参戦継続を確約すると同時に「現在、シリーズに公認されているZB型コモドアを継続使用する」ことを明かした。

『フォード・マスタング・スーパーカー』に対抗し、アメリカン”ポニーカー”の代理戦争が期待されていた『シボレー・カマロ・スーパーカー』
市販ロードカーは終売ながら、2021年末までVASCを戦うことが決まった『ホールデン・コモドアZB』


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