インディカー・シリーズは13日に声明を発表。新型コロナウイルス（COVID-19）感染症の状況を考慮し、今週末開催予定の開幕戦セント・ピーターズバーグから4月末までに行う4レースの中止を発表した。
世界各地で感染が広まっている新型コロナウイルス。インディカー・シリーズもその状況を考慮し、3月13日から15日までフロリダ州セント・ピーターズバーグ市街地で開催される予定だった開幕戦を2デイイベントに変更し無観客レースで開催することを12日に発表していた。
その後、F1オーストラリアGPをはじめ、各レースカテゴリーが相次いで中止や延期を発表。インディカーも一夜明けた13日に新たに声明を発表し、4月末までレースを開催しないことを明らかにした。
「COVID-19に関し、イベントプロモーター、保健当局、および各レース開催都市とコミュニケーションを取り、慎重に検討した結果、4月いっぱいのすべてのNTTインディカー・シリーズイベントのキャンセルを決定した」
「3月15日に決勝レースが行われるセント・ピーターズバーグから4月24～26日のサーキット・オブ・ジ・アメリカズまで続く。インディカー・シリーズのスタートであり、毎年、セント・ピーターズバーグ、バーミンガム、ロングビーチ、そしてオースティンで和r割れを支えている多くのファンを逃すこととなる」
「しかし、ファン、参加者、スタッフ、パートナー、メディアの安全は常に最優先事項だ。スケジュールを再開するために適切な計画を決定するため、公衆衛生の専門家や政府との調整を続けていく」とインディカー。
2020年のレースカレンダーでは、例年と同じくセント・ピーターズバーグ市街地で開幕戦を行い、4月3～5日にアラバマ州バーバー・モータースポーツパークで第2戦を開催。第3戦は4月17～19日に伝統のロングビーチGP、そして合同テストも行ったテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズが4月24～26日に第4戦として行われる予定だった。
代わりにシーズン開幕となるのは、5月9日インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースが舞台のGMRグランプリとなる予定だ。
