日本出身の初代グランツーリスモ王者、イゴール・フラガがレッドブルF1育成に加入。FIA-F3出場へ

　3月16日（月）、レッドブル・ジュニア・チームは、ブラジル人ドライバーのイゴール・フラガが新たに加入したことを正式に発表した。

　現在22歳のフラガは日本出身で、SNSでもたびたび日本で情報を発信している。そんなフラガは2017年にブラジルF3のアカデミークラスでタイトルを獲得すると、翌2018年にはグランツーリスモ・ネイションズ・カップに出場し初代チャンピオンに輝いた。

　eスポーツでもそのスキルを発揮したフラガは、2019年はフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権に出場し、ランキング3位を獲得。そして2020年のトヨタ・レーシング・シリーズにも参戦し、同じくレッドブル・ジュニア・チームに所属する前年チャンピオンのリアム・ローソンをわずかの差で下して見事タイトルを獲得した。

　レッドブル・ジュニア・チームに所属したフラガは今年、チャロウズ・レーシング・システムからFIA-F3に出場することになる。なお世界中で流行している新型コロナウイルスの影響によりFIA-F3の開幕戦は延期となることがすでに決まっている。今後のスケジュールは現在調整中だ。

　フラガの加入により、レッドブル・ジュニア・チームに所属するドライバーは、角田裕毅らをはじめ全9人となる。

■レッドブル・ジュニア・ドライバー一覧（2020年3月16日時点）