第63回マカオグランプリは11月19日、10周の予選レースが行われたが、スタート直後に佐々木大樹(B-MAX Racing Team)にイェ・ホンリー(B-MAX Racing Team)が追突してしまい、ホンリーのマシンが佐々木車に乗り上げるクラッシュが起きてしまった。
全日本F3ではトップチームのひとつとして君臨するB-MAX Racing Teamだが、今回のマカオGPでは佐々木、ホンリー、そしてヤン・マーデンボローの3台はいずれも走り出しから苦戦。「マシンの跳ねがなかなか収まらないです。タイヤがピレリになったことも要因かもしれませんが、セットアップをどちらに振っても改善しない」とチームの宮田雅史エンジニアが語るとおり、なかなか上位浮上のきっかけがつかめずにいた。
そんななか迎えた予選レースで、佐々木は26番手グリッドから、ホンリーは27番手からスタートした。しかしスタート直後のマンダリンで、マキシミリアン・ギュンター(セオドール・レーシング・バイ・プレマ)、アンソニー・フバート(ファン・アメルスフールト)、ランド・ノリス(カーリン)らが絡むクラッシュが発生してしまう。
このためコース上にはパーツが飛散することになるが、そこに差しかかった佐々木に、ホンリーが追突してしまう。佐々木のマシンを飛び越えたホンリー車は、右リヤタイヤが佐々木のヘルメットのほんのわずかに横をかすめ、佐々木車のモノコック上部に落下してしまう。
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