8月26日、DTMドイツ・ツーリングカー選手権は9月3〜5日にオーストリアのレッドブルリンクで開催される第5戦から、パドックへのファンの入場を認めると発表した。スーパーGT車両3台が参加した2019年最終戦ホッケンハイム以来のパドックへの入場可能となる。
長い歴史のなかでドイツでも屈指の人気を誇るDTMは、2020年以降世界中の他のシリーズ同様、ファンの来場が制限され、当然パドック内への入場もできなかった。しかし、2021年は7月の第2戦ラウジッツリンクからファンの観戦が認められ、いよいよ第5戦レッドブルリンクからパドックへの入場も認められることになった。
ただし、パドックの入場はワクチン接種済み、またはPCRテストを受けること、もしくは新型コロナウイルス感染から回復した場合のみとされている。パドックへの入場は3日間のスケジュールすべてオープンで、土日にはピットウォークも復活する。
「我々はこの瞬間を待ちきれない。ついにファンがパドックへ戻ってくるんだ！」とDTMをオーガナイズするITR e.Vのフレデリック・エルスナーは喜びを語った。
「第4戦ニュルブルクリンクでは、行政当局との交渉の末許可された10,000枚のチケットが売り切れた。今回ファンがパドックに戻るというプロセスは、次なる重要な試金石になる」
今後DTMでは、9月17〜19日にオランダのアッセンで開催される第6戦、10月1〜3日の第7戦ホッケンハイムでは、新型コロナウイルス感染拡大の状況を見ながらパドックの入場が可能になるよう計画していくとしている。
