10月25日、マカオグランプリ組織委員会は、2021年の第68回マカオグランプリについて、11月19〜21日に開催すると発表した。ただ新型コロナウイルス感染拡大の影響が残り、2020年に続いてメインレースは中国F4が務めることになる。
マカオ市街地のギア・サーキットを舞台に争われる伝統のマカオグランプリは、2021年に第68回を迎える。メインレースは長年F3規定で争われており、そのウイナーは多くがF1ドライバーに巣立ってきた。日本からも全日本F3選手権のトップランカーが挑んでおり、日欧のF3対決が大きな見どころとなっていた。
ただ、FIA国際自動車連盟によるフォーミュラ再編の影響もあり、2019年はFIA-F3車両で争われ、さらに2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で国外からのドライバー、チームの入国が叶わず、中国F4をメインレースとして開催した。
2021年に向けては、GT3カーで争われてきたFIA GTワールドカップ開催に向けた動きもあったものの開催は断念され、今季もメインレースは中国F4で争われることになった。レース名は『SJMフォーミュラ4マカオ』となる。
また、GT3／GTCによるレースは『サンズ・チャイナ・マカオGTカップ』として開催。中国のマーケットをターゲットにしたメーカーサポートチームの参戦が期待されるとしている。ツーリングカーレースの『ギャラクシー・エンターテインメント・マカオ・ギアレース』は、中国を代表するツーリングカーチームとドライバーが参戦するとしている。
また、サポートとして『メルコ・マカオ・ツーリングカーカップ』、『グレーターベイエリアGTカップ』、『ウィン・ポルシェカレラカップ・チャレンジ』という合計6レースが開催される。
チケットは10月26日から発売され、全レースはマカオグランプリの公式Facebookページ（https://www.facebook.com/MacauGrandPrix）で視聴が可能だ。
