佐藤琢磨が初日に続きトップスピード／第106回インディ500デイ3

　17日から走行がスタートした第106回インディアナポリス500マイルレース。走行3日目となる19日も、初日にトップを奪取した佐藤琢磨（デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング）が227.519mph（39秒5572）を記録しトップで走行を終えた。

　NTTインディカー・シリーズ第6戦にスケジュールされた第106回インディ500。17日からプラクティス走行がスタートしたが、18日は降雨により走行が中止となり、2日ぶりにインディアナポリス・モータースピードウェイにエンジン音が響き渡った。

　正午よりセッションがスタートし、33台が6時間に渡って走行を重ねた。

　デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングに移籍して、13回目のインディ500に挑む佐藤琢磨は、初日にトップスピードを記録。走行3日目も117周を走行し、109周目にこの日のトップスピードとなる227.519mph（39秒5572）をマークした。

「車は、大きなパックでの走行に完全に満足しているわけではありません。まだやるべきことはあります。チームクルーは素晴らしいエンジニアリングで、細心の注意を払ってくれる。一歩一歩進捗して、トップに立っていることに満足していますし、願わくばまたトップに立ちたいですね」と琢磨。

　琢磨のチームメイト、デイビッド・マルーカスも3番手と好調だ。

　2番手はスコット・ディクソン（チップ・ガナッシ）。初日も2番手だったディクソンは116周を走行し、セッション序盤に琢磨に迫る227.335mph（39秒5891）を記録し、順調にセッティングを進めている。

　チップ・ガナッシ勢は、ジミー・ジョンソンが5番手、マーカス・エリクソンが7番手とトップ10入り。

　シボレー勢トップは4番手のJR.ヒルデブランド（A.J.フォイト・レーシング）。アロウ・マクラーレンSPのパト・オワードとフェリックス・ローゼンクヴィストも上位に入った。

　単独走行では、ウィル・パワー（チーム・ペンスキー）が224.325mphを記録。リナス・ヴィーケイとエド・カーペンターのエド・カーペンター・レーシングのふたりも初日に続き単独走行で速さを見せている。

　予選前、最後のプラクティスとなる20日のファストフライデイも正午から6時間の走行がスケジュール。このプラクティスと予選2日間は、ターボチャージャーのブーストレベルが約90馬力増加。各車、予選に向けて走行を行う予定だ。

第106回インディアナポリス500マイルレース／デイ3総合結果