パロウが接戦を制してインディ500初ポール【第107回インディ500】予選2日目総合結果

　28日に決勝レースが行われる第107回インディアナポリス500マイルレース。22日に予選2日目の走行が行われ、ポールポジションを争うファイアストン・ファストシックスはアレックス・パロウ（チップ・ガナッシ）がトップスピードを記録し、インディ500初ポールポジションを獲得した。

　TOP12クオリファイの争いから1時間後に、最終列グリッドを争うラストチャンスクオリファイがスタート。4台による激しいバンプアウト合戦は、終了時間ギリギリのアテンプトを行ったジャック・ハーベイ（レイホール・レターマン・ラニガン）がチームメイトのグラハム・レイホールをバンプアプトし、レイホールは予選落ちとなった。

　そして、いよいよポールポジションを6台で争うファイアストン・ファストシックスがスタート。

　まずはTOP12予選で６番手だったパト・オワード（アロウ・マクラーレン）がアテンプトへ。オワードは4周連続の走行を行い平均233.158mphを記録する。

　続いてスコット・ディクソン（チップ・ガナッシ）がアテンプトへ。3年連続ポール獲得の偉業を目指すディクソンは1周目を234.184mphを記録するも、2周目から速度が落ち平均233.151mphでわずかにオワードが上回る。

　3番目のアテンプトは、アレックス・パロウ（チップ・ガナッシ）。1周目を235.131mphとスピードを出し、2周目は234.399mph、3周目、4周目も233mph台でまとめ平均234.217mphを記録しトップに立つ。

　続いてエド・カーペンター・レーシングのリナス・ヴィーケイがアテンプトへ。ヴィーケイも1周目を235.019mphで走行するも平均234.211mphでパロウが上に。タイムにすると0.0040秒差の僅差だ。

　サンティーノ・フェルッチ（AJフォイト）は234.114mphでヴィーケイに届かず暫定3番手に。そして、ラストはフェリックス・ローゼンクヴィスト（アロウ・マクラーレン）がアタックへ向かう。

　ローゼンクヴィストは1周目、2周目を234mph台で走行しパロウに迫るも平均234.114mphで3番手。パロウがインディ500初ポールポジションを獲得。ヴィーケイとローゼンクヴィストがパロウとフロントロウに並ぶ結果となった。

　2日間に渡る予選が終わり、第107回インディ500に挑む33台のグリッドが決定。22日と26日、残り2回のプラクティス走行を終えると28日に決勝レースが待っている。

■第107回インディ500予選総合結果