7月22〜23日、フランスのポールリカールで開催されたユーロフォーミュラ・オープン第4ラウンドのレース1で、野田樹潤が嬉しい初優勝を飾った。
野田は今季、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権で使用されているものと同じダラーラ320を使い、複数シャシーが混走するイタリアのジノックスF2000トロフィーやヨーロッパのドレクスラー・フォルメル・カップに挑戦するとともに、ダラーラ320ワンメイクのユーロフォーミュラ・オープンに参戦している。
今季は10台を切るなど台数が減ってしまっているユーロフォーミュラ・オープンだが、ポールリカールでの第4ラウンドでは8台が参加。レース1で予選5番手からスタートするとトップに浮上。その後セーフティカーランとなった幸運もあったが、その後もファステストラップを更新し、シリーズ最強チームでもあるモトパーク勢から逃げ切り、ユーロフォーミュラ・オープンでの女性初優勝を飾った。
フィニッシュ後、父の野田英樹チーム監督、欧州遠征にずっと帯同してきた母と喜びを爆発させた野田は「これで満足することはありませんが、一歩一歩前進ですし、時々は自分にご褒美も必要だから、今週は自分を褒めてあげても良いかなと思っています」とコメントを残している。
翌日のレース2でも4位、レース3でも3位と多くのポイントを獲得した野田は、ランキングでも5位につけている。
