レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2012.11.28 00:00
更新日: 2018.02.16 13:10

「アロンソのためならミハエルと同じことをした」とハイミ


 ミハエル・シューマッハーがタイトル決定戦のブラジルGPでセバスチャン・ベッテルを簡単に前に出したことに関して非難する声が上がっているといわれているが、これに対し弟のラルフらがシューマッハーを弁護した。

 ブラジルGP終盤に6位を走行していたシューマッハーは、後ろを走るベッテルに対して抵抗することなく彼を前に出した。ベッテルは7位のままでもタイトルを獲得できたが、レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナーは、シューマッハーは「親切に彼(ベッテル)に6位のポジションを譲ってくれた」と述べ、「ミハエルが同じドイツ出身のドライバーに道を譲ったのは非常に寛大な行為だった」として感謝の気持ちを表した。

 シューマッハーに対して批判も出ているが弟のラルフが弁護をしていると、Yallaf1.comが伝えた。
「セバスチャンの方が速かったのだし、彼(ミハエル)は邪魔をして彼のリスクを拡大したくはなかったのだ」とラルフはドイツのテレビ局ZDFに対して述べた。
「フェアなスポーツマン同士の行動だった」

 スペイン出身のハイミ・アルグエルスアリは、自分がシューマッハーの立場で後ろにアロンソがいたら譲っていただろうと語った。
「僕がサンパウロでメルセデスに乗っていたら、アロンソを前に出して彼に3度目のワールドタイトルを取らせたかった」と彼はAS紙に対して述べている。
「F1は技術、政治的関心、金といった要素もあることを忘れてはならない」
「今回ベッテルが利益を得たような状況で、いつかフェルナンドも恩恵を得られるだろう」