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F1ニュース

投稿日: 2009.08.13 00:00
更新日: 2018.02.15 14:37

「復帰への準備はやり尽くしたが、脳への血管にダメージがあった」とシューマッハー


 F1への復帰を断念したミハエル・シューマッハーが、“可能な限りの準備”はすべてやり尽くした、と自身の胸の内を明かした。

 ハンガリーGPで負傷したフェリペ・マッサの代わりとして3年ぶりのF1復帰に意欲を見せていたシューマッハーだが、先日になってレースへの出場を断念すると発表した。シューマッハーは今年2月にスーパーバイクでのアクシデントで首を痛めており、F1の強烈なGフォースなどのストレスに耐えることができないと判断。これを了承したフェラーリはルカ・バドエルをマッサの代わりに起用することを決めた。

 シューマッハーは今回の決断に対し失望していることを認めながらも、マッサのアクシデントは予想外のことで、わずかな時間では準備を整えることは難しかったと述べている。
「フェリペに起こった悲劇的なアクシデントは誰も予想できるものではなかった」というシューマッハーのコメントをBBCが伝えている。
「他に(復帰のための)どんな方法もなかった。シュミレーションだけでは、実際にコクピット内にかかるプレッシャーを再現することは出来なかったし、それには実際にマシンをテストしなければならなかった。私は可能な限りのことをやったが、うまくはいかなかった」

 シューマッハーは会見のなかで、将来の復帰について「今は気持ちの面からも考えられる時ではない」とコメント。また彼の専門医は今後の復帰は可能だろうとしつつも、「回復には3週間、3ヶ月、3年といった具合で、おそらく完全に癒されることはないだろう。怪我は非常に心配されるものだった。脳へつながるふたつの動脈のうちひとつがダメージを受けていた」と話している。


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