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スーパーGTニュース

投稿日: 2012.12.13 00:00
更新日: 2018.02.16 13:21

「皆で盛り上げを」SGT沖縄開催へ代表が意気込み


 今年9月に、スーパーGTシリーズをプロモートするGTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表が、2013年に沖縄県豊見城市でスーパーGTのエキジビションレースを開催する構想があることを明らかにしたが、これについて、沖縄でレース開催を進めるインターナショナル・モータースポーツ・プロジェクト社の田澤一也会長がラジオ沖縄の番組に出演。開催に向けた意気込みを語っている。

 このエキジビション戦は、GREEN TEC & LEON SLSのドライバーも務めていたシフトの竹内浩典代表からGTエントラント協会を通じてGTAに持ち込まれた計画。当初は2013年の7月に沖縄県豊見城市に公道コースを設置し、スーパーGTのエキジビション戦を開催するというものだ。

 これについては、現在のところ具体化には至ってはいないが、この計画についてシフト竹内代表とともにインターナショナル・モータースポーツ・プロジェクト社を設立、現地で開催に向けた活動を行っている田澤一也会長が、ラジオ沖縄で毎週日曜日16時半から放送されている『沖縄羅針盤』という番組に出演。レースの具体像や意気込みについて語った。

 番組内で田澤会長は、今回のいきさつについて、田澤会長、竹内代表で豊見城市にこのレースを開催するための会社を興し、「沖縄のモータースポーツを盛り上げたい」という思いで現在レース開催に向けた動きを進めているという。

 すでに竹内代表を通じてGTエントラント協会に話をもっていき、GTA坂東代表、GTエントラント協会の鈴木亜久里ARTA監督、豊見城市長らでコースと想定されるエリアを視察。現地警察、行政とも打ち合わせをはじめているという。

 番組の中で明らかにされたコース候補地は、豊見城市の豊崎というエリア。豊見城道路から海側にあたる地域が想定されているという。海に面しており、美らSUN(ちゅらさん)ビーチという沖縄南部最大の美しいビーチがあるほか、あしびなーアウトレット等ショッピング施設も周辺には多い。この海側のエリアは一切民家がなく、このエリアの公道を封鎖し、レースを開催しようというものだ。

「周辺は企業ばかりなので、まず企業に許可を取らないといけないし、警察に提示されている山のような問題をクリアしようと。なんとか先が見えるところまできている」と田澤会長。

「亜久里さんにも『このコースでいこう』と言ってもらった。内地でやっているレースは山の中でしかやらないので、レースが好きな人しか来ない。でも、僕たちはモナコのように、観光で来る人にも観に来てもらおうと思っている」

「先進国で公道レースをやったことがないのは日本だけ。どこかできっかけを作りたい」

 すでに関係各所とも協議を進めているという田澤会長だが、日本初の公道レース開催に向け、課題は多い。「豊見城の行政、企業、観光協会と皆さんが賛成してもらわないといけない。ただ、行政にお金を出してもらおうとは思っていない。ただ、皆さんで盛り上げてもらいたい。僕はできるという確信をもっている」と田澤会長。

 もし豊崎の公道を使った公道レースが実現すれば、ファンはもちろん、チームスタッフやドライバー、関係者ら多くの人が沖縄を訪れ滞在するため、多くの経済効果がある。風光明媚な豊崎エリアでのスーパーGT開催実現なるか? 吉報を楽しみにしたいところだ。

 なお、『沖縄羅針盤』の音声はラジオ沖縄公式ブログ(http://uruma.ap.teacup.com/applet/rokinawa/msgcate7/archive)で聞くことができる。

豊見城市豊崎の地図

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