投稿日: 2011.04.18 00:00
更新日: 2018.02.16 01:55
更新日: 2018.02.16 01:55
アロンソのDRS“誤作動”はシステムのオフセットが原因
(オートスポーツweb)
フェルナンド・アロンソのDRSが指定エリア外で“誤作動”したとされる問題で、FIAがすでに調査に乗り出していることが分かった。
上海インターナショナル・サーキットのDRS(ドラッグ・リダクション・システム)ゾーンは長いバックストレートに設けられ、そのストレートエンドにあるヘアピンの750m手前から使用可能エリアが開始になり、ブレーキを踏んだところで終わる。
しかし決勝では、まだアロンソがシューマッハーの後ろを走っていた23周目に、ヘアピンと次の最終コーナーの間でフェラーリのDRSが作動しているところがテレビ視聴者によって確認されている。
これについてイギリスのBBC Sportは、その周にアロンソのDRSが“オフセット”になっていたことが問題の原因であるとレポートした。つまり、アロンソのDRSはストレートエンドの300m手前ではじめて使用ができる状態にあり、その分ヘアピン後の短い時間も利用できたということのようだ。
アロンソはこれによってアドバンテージを得るどころか、逆に不利な状況に陥っていたので、ペナルティは与えられなかったと見られる。
FIAは、このエラーを引き起こした原因ついて、今も調査を行っている。アロンソは一週間前のマレーシアGPでもDRSのトラブルを抱えていた。