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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.05.15 00:00
更新日: 2018.02.17 08:01

ウォーカー、スポーツカーレースへの参戦を模索


 アメリカン・オープンホイールシリーズの名門ウォーカー・レーシングは、ファルケンタイヤ―撤退後も引き続きユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)へのチーム参戦を模索している。

 デリック・ウォーカー率いるアメリカの名門であるウォーカー・レーシングは、ヒロ松下をはじめ服部尚貴や中野信治、高木虎之介など日本人ドライバーが多く在籍したチーム。1990年代から2000年代前半にはCART/CCWSのトップチームとして活躍していた。

 2008年を最後にアメリカン・オープンホイールシリーズのトップカテゴリーから姿を消していたウォーカー・レーシングは、2011年からファルケンタイヤと組み、“チーム・ファルケンタイヤ”としてアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)のGTカテゴリーに参戦を開始。今季も、USCCにポルシェ911RSRを使用しGTLMクラスに参戦している。

 しかし、ファルケンタイヤはマーケティング戦略の変更に伴い、2008年から続けている北米でのスポーツカーレーシングからの撤退を表明。ウォーカー・レーシングとのプロジェクトも終わる予定だったが、ウォーカー・レーシングは単独でスポーツカーレースへの参戦を計画中だ。

 CARTやチャンプカーで、スコット・グッドイヤーやロビー・ゴードン、ジル・ド・フェランといったウイナーを生み出してきたオーナーのデリック・ウォーカーは、「スポーツカーレースを本当に楽しんでいる。今は、いろいろなプログラムでの経験を活かすため、レースへの参戦機会を模索しているよ」

「ファルケンタイヤがマーケティング戦略を変更したことには失望しているが、我々は素晴らしい5年間を過ごしてきた。一緒に仕事ができたことに感謝しているよ」とコメント。

 ウォーカー・レーシングは、2011年からファルケンタイヤとコンビを組み、チーム・ファルケン・タイヤとして2013、14年でのプチ・ル・マンなどを含む5回のクラス優勝を果たしている。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています