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F1ニュース

投稿日: 2009.03.23 00:00
更新日: 2018.02.15 12:31

エクレストン「新ポイント制は2010年には導入される」


 新ポイントシステムの導入が当初予定されていた2009年には見送られることとなったが、バーニー・エクレストンは、シーズンにおけるグランプリの勝利数が最も多いドライバーがチャンピオンになるというこのシステムが2010年F1では採用されると主張している。

 先週世界モータースポーツ評議会が新システムの導入を発表したが、フォーミュラワン・チームズ・アソシエーションから、開幕直前にシステムを変更することへの反発があったため、FIAはこのシステムの導入を急遽見送ることに決めた。FIAはこれを2010年まで延期する用意があるとしており、エクレストンも来年には実現できると主張している。
「エントリーを締め切った後は、何か変更する際には競技者すべての同意が必要となる。しかし一部チームがこのアイデアを気に入らなかったようだ」とエクレストンはBBCラジオ・ファイブ・ライブに対してコメントしている。
「誰が反対していたのか私は知らないし、もし知っていたとしても、それを明らかにするつもりはない」
「全体的にこのアイデアは、世界選手権獲得に関するものではなく、皆に、2位や3位でポイントを稼ぐのではなく、毎戦優勝を狙ってレースをさせるためのプランだった。これ(の導入)は来年になるだろう。FIAの支持を得て、レギュレーションに組み込まれるだろう。したがって、選手権に参戦する人々にとって、それがレギュレーションとなるのだ」

 このシステムが今年から採用されなかったことにエクレストンは失望している。ドライバーが、ポイントを稼ぐのではなく、勝利のために戦わざるを得なくなることで、レースは確実に面白くなるはずだと彼は確信しているのだ。
「ルイス(・ハミルトン)は昨年、楽に勝てたであろうレースで何度か2位にとどまっている。それは2位狙いが正しかったからだ。もし私が彼のチームマネージャーだったら、マシンにトラブルがあったりコースアウトしたりしているときに彼が優勝を狙っていったら、文句を言うだろうね」
「それは当然のことだ。陸上を見に行って、100メートル競技を見ているとしよう。観客は2位になりそうな選手を見たりはしない。勝者を目で追うのだ。ほとんどのスポーツで、人々の注目を集めているのはウイナーだ」


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