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F1ニュース

投稿日: 2009.03.29 00:00
更新日: 2018.02.15 12:35

オーストラリアGP土曜ドライバーズコメント:バトン「デビューレースでポールが取れるなんて最高の結果」


 2009年F1第1戦オーストラリアGP土曜に行われた予選で、ポールポジションを獲得したブラウンGPのジェンソン・バトンをはじめ、各ドライバーたちが、それぞれのセッションについて語った。

2009年F1第1戦オーストラリアGP土曜日ドライバーズコメント

1 ルイス・ハミルトン(マクラーレン) 予選15位
Q1の2回目のフライングラップで、リヤの方で何かが壊れた。ギヤボックスが全く作動しなくなって、走り続けることができなくなったんだ。今夜チームが問題点を探ってくれるだろうし、僕は攻めのレースをすることを決意している。明日は15番手から楽しいレースをするよ。ジェンソン(・バトン)とブラウンGPのみんなにお祝いを言う。この週末、彼らは素晴らしい仕事をしてきたから、明日に期待しているだろうね。

2 ヘイキ・コバライネン(マクラーレン) 予選14位
クルマの全体的なバランスは良かった。ただ、今はその力を最大限に引き出すためのグリップが十分ではなかったんだ。チームはよく働いてくれて、ここ数週間で向上も見られた。だから近いうちに、先頭に戻れるという希望はあるんだ。

3 フェリペ・マッサ(フェラーリ) 予選7位
トップ5に入ることは可能だけれどとても難しいだろうと思っていた。実際、僕らは7番手に終わった。当然満足のいく結果ではないが、これは僕らが今日の午後出し得たベストの力を表しているんだ。ここからは明日のレースに向けて、集中していかなくてはならない。まだどうなるか分からないけど、とてつもなく厳しいものになるだろう。ここオーストラリアでのシーズン最初の1戦は、いつだって未知の領域なんだ。コースは滑りやすいし、事故の可能性もすごく高いからなおさらだ。完走してできるだけたくさんのポイントを取れるよう頑張るよ。

4 キミ・ライコネン(フェラーリ) 予選9位
午前中にハイドロリックの問題が出て、そのために3回目のフリー走行はほとんど走れなかったんだ。残念だけど、日曜日に問題が出るよりはいいよ。クルマは理想とはかけ離れたものだったけれど、レースに向けては良い調子だと思う。もっといいグリッドにつけられただろうが、ポイント獲得は可能だよ。今日の感じからすると、最も速かったドライバーたちに比べて、僕らがパフォーマンスの面で少し欠けているのは明らかだ。だけどレースは長いから、自分たちに何ができるかを考えてみるよ。

5 ロバート・クビカ(BMWザウバー) 予選4位
4番手につけられて、とても嬉しい。今週末最初のフリー走行のことを考えると、これは期待以上だ。クルマは向上させられたし、僕も本当に良いアタックができた。特にQ2でのアタックは素晴らしかったね。残念ながらQ3での2回目のアタックでは、ニコ・ロズベルグが14コーナーで僕の前で膨らんで、コース上に埃をまいてしまったんだ。結果として僕のタイヤは、そのアタックの最終コーナーでグリップを大きく失った。ほぼ確実に3番手が取れただろうけれど、それでも僕は自分のパフォーマンスに満足しているよ。

6 ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー) 予選11位
僕らは全てのセッションでクルマを向上させてきて、予選も良かった。Q2最後のアタックも、最後のセクターまではよかったんだよ。ただそこがうまくまとめられなくて、特に最終コーナーではかなりのオーバーステアが出てしまった。冬のテストの調子がよかったことからしても、11番手は絶対に僕の狙っていた位置ではない。だけど少なくとも10番手につけるよりは、燃料の搭載量を選べるという点で強みを得られたね。いいレースと、ポイント獲得を期待している。スタート直後にKERSを使えるのは小さなアドバンテージになるかもしれないけど、ここは1コーナー前のストレートがあまり長くないんだよね。

7 フェルナンド・アロンソ(ルノー) 予選12位
僕らはここに表彰台を争うために来たんだけど、明日はそうはいかないかもね。僕らのタイムはQ3進出にとても近いもので、ほんの0.2~0.3秒遅いくらいだったんだが、タイムを更新しようとして最終コーナーでミスをしてしまった。5番手か6番手につけられると思っていたから、がっかりしているよ。だけど去年も僕は12番手からスタートして、4位でレースを終えた。だから、もし明日、いろんなことが起きるレースになれば、良い結果が得られるという自信は失っていないよ。

8 ネルソン・ピケ(ルノー) 予選17位
この難しい週末の後で、今日が厳しい予選になることは分かっていた。予選のスタートではクルマは調子が良さそうだったんだけど、その後、苦労し始めた。ここは特に、僕が楽しめるコースではないしね。ちょっと攻めすぎて、最終コーナーでミスをしてしまったよ。

9 ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ) 予選8位
かなり厳しい予選だった。もっと良い結果を期待していたから残念だ。もちろん、決勝ではできる限りの力を出して戦うけれど、予選と3回目のフリー走行ではクルマの感覚が異なっていたから、明日どうなるかは分からない。なぜかは分からないけれどタイヤが思うように温まらず、何度も滑ってしまった。その上ブレーキにも問題を抱えていたから、とても難しかったんだ。

10 ティモ・グロック(トヨタ) 予選6位
2回目と3回目のフリー走行では適切なバランスを見つけるのに少し手こずったけれど、解決策を見つけるために懸命に取り組み、適切なセットアップに近づけるためにいくつかの作業を行った。もう少し微調整を行えたら、もっと良いグリッドを獲得できたかもしれない。トップ3に0.1秒ほどしか離れていない結果だったからね。けれど、今日の結果に関しては前向きに捉えている。クルマの調子は良い感じだし、僕らは明らかに上を狙える位置にいるから、明日の戦略でどうなるかが楽しみだ。とても満足しているし、自信もあるよ。

11 セバスチャン・ブルデー(トロロッソ) 予選20位
チームとしての話をすると、Q2進出への戦いは想像していたより熾烈だった。セブ(・ブエミ)も15番手のマクラーレンに対して、ほんの少しの差で進出できなかった。僕のクルマはそれほど悪くなかった。2回目のアタックでは小さなミスをしてしまい、3回目では残念なことにアウトラップが遅すぎてタイヤを暖めきることができなかった。だけどレッドブルのクルマの調子が良いことと、想像していたよりペースが遅くないことが励みになる。クルマを理解するという点では、僕らは良い進歩を遂げている。最後尾からのスタートなので厳しいレースになるだろうけど、攻められるだけ攻めて、レースが去年のように波乱に富んだものになることを願うよ。

12 セバスチャン・ブエミ(トロロッソ) 予選16位
予選ではすごいペースでいろいろなことが行われるんだということが分かったよ! 出て行って、帰ってきて、タイヤを替えてまた出て行く。リラックスしていなきゃダメなんだ。Q2進出まで0.05秒だったし、僕らは現状でかなり良い仕事ができたと思う。僕らにとってこの数日はテストみたいなもので、昨日からここまででクルマも向上させることができたから、満足しているよ。僕はまだ若いけど、ここまで成し遂げたことを自信に変えて、この仕事をやり遂げる力があると感じている。日差しの問題だけど、視界は昨日よりちょっとマシだった。でも慣れていかなきゃいけないね。

14 マーク・ウエーバー(レッドブル・レーシング) 予選10位
最後のラップには満足していないよ。その前のアタックはうまくいったから、もっと良い結果を望んでいたけど、ここが僕らの場所だ。レースで順位を回復できるといいね。最終アタックのターン9はバンプが酷かった。チームは良い仕事をしてくれたし、僕らは冬の間、自分たちのプログラムをうまく消化してきた。予選でベストなタイムを出せなかったのは残念だけど、明日はここからどこまで行けるか見てみよう。

15 セバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング) 予選3位
予選までは難しい2日間だった。最初のフリー走行では1周しか走れなかったし、2回目のフリー走行ではミスをして、予定していたプログラム通り走ることができなかった。そして今朝はトラブルが出て、走行時間をロスしてしまった。そうしてみると、この結果は理想以外の何ものでもないよ! とは言っても、データをよく見直して予選のための準備をしたりして、うまくまとめておくことはできていたと思う。僕らはうまくやれたよね。みんなに感謝するよ。僕らの冬はかなり厳しかったから、クルマのフィーリングが去年に近いことに驚いているんだ。あれだけのレギュレーション変更があったというのに、みんなの仕事は素晴らしいよ。グリッド前方も中団も、タイムはすごく接近している。Q2に進出できるかどうかも分からない時があったというのに、今では3番手でセカンドローに付けられているんだから、明日に期待しているよ。ここは間違いなく良いスターティングポイントだからね。

16 ニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ) 予選5位
5番手でちょっとがっかりできるなんて、いいことだね! 予選自体は、それまでのセッションと同じで、クルマはこの週末ずっといいね。今日成し遂げた仕事を見ると、僕らはレースをスタートするのにいい場所につけられている。多分、ここに到着した時に予想していたよりいいよ。僕らは最速のグループに入っているけれど、他のみんながどれだけの燃料を積んでいるかを見るのが楽しみだね。明日のスタートは勿論重要だ。でもありがたいことに、KERSを使っていて、スタートと同時に順位を奪ってくるだろうマシンは、僕らに近いところにあまりいない。明日、重要な要素になってくるのはタイヤだ。でも僕らにはいい戦略があると思うし、信頼性もある。レースでいい仕事をするための道具は、全て揃っているんだよ。

17 中嶋一貴(ウイリアムズ) 予選13位
クルマはQ3に進出するのに十分な力を持っていたけれど、小さなミスをしてしまったことでかなり順位を落としてしまった。だけど明日に向けて考えることはたくさんあるし、僕にはまだ十分チャンスが残されていると思う。だから重要なのは、集中して、なんとしても全てを正しく進めることだ。明日は最初のレースだからいろんなことが起きるだろう。そのためにレースは面白く、やり甲斐のあるものにもなるだろう。

20 エイドリアン・スーティル(フォース・インディア) 予選19位
昨日のパフォーマンスから当然Q2への進出を期待していたのに、最終的には無理だった。フリー走行ではうまくいきそうだったんだけど、きっと他のチームはポテンシャルを出しきっていなかったんだね。やらなきゃいけない仕事がたくさんあるのは承知している。僕らの一番の問題は、ダウンフォースがもっと必要だってこと。今の僕の目標は、明日のレースを完走することだ。その時自分たちの今のポジションがどのへんなのか分かるだろう。今年は去年よりも接戦になっているね。

21 ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア) 予選18位
今日が困難な1日になることは分かっていた。でもシーズン前のテストが限られた状況の中で、今年これまで僕らがやってきたことと、2008年のチャンピオンからたった0.2秒遅いだけということを見ると、これはいい結果だと言える。これだけの接近戦になっているということは、このシーズンが既にとても厳しい戦いになっているということだ。いいアタックができた。この週末はずっとブレーキに悩まされて、あらゆるところでロックして思うように走れなかったから、このラップには満足しているよ。これらを考慮に入れても、このクルマは本当にいいポテンシャルを持っているから、問題点を克服していけることを期待している。明日は、まず完走することが必要だね。それが一番の目標で、全てはそれからだよ。

22 ジェンソン・バトン(ブラウンGP) 予選1位
デビューレースでポールが取れるなんて、本当に素晴らしい結果を出せた。ロスやニック、ブラックリーのファクトリーにいるみんなを賞賛しないとね。この4カ月間はチームにとって信じられないほど大変で、レースができるかどうかさえ分からないような状況だった。それがシーズン最初のレースでポールを獲得できたなんて、ただただ素晴らしい。明日はこの週末の中で間違いなく最も大切な一日だ。いい結果を持ち帰るには、まだやるべき仕事がたくさんある。でもこれまで自分たちがいた位置を忘れずに、この瞬間を本当に楽しもうと思うよ。

23 ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP) 予選2位
今日はとても良い1日だ。チームのみんなが素晴らしい仕事をしてくれたから、彼らにお祝いを言いたい。ポールが取れたらいいなと望んでいて、Q2まではいけそうだったんだけど、Q3でアンダーステアが出てしまったために最後の走行がうまくいかなかった。だけど1列目に2台のクルマをつけることができたことはチームの評価を高めたし、明日のレースで僕らに大きなチャンスを与えることになった。僕らには本当にいいクルマがあって、それはみんなの功績だ。そして僕も、また先頭でレースをできることをとても幸せに思っている。


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