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F1ニュース

投稿日: 2016.02.10 00:00
更新日: 2018.02.17 12:52

カスタマーPUでは戦えない…ワークスの姿勢問題視する声


 レッドブルのテクニカルボスであるエイドリアン・ニューエイが、パワーユニットに関する規則が変更されてもマニュファクチャラーのワークスチームが圧倒的に有利であることは変わらず、カスタマーチームがそれに勝つのは難しいと語った。

 2014年、F1に1.6リッターV6ターボハイブリッドシステムが導入されて以来、カスタマーチームが負担するエンジン価格が跳ね上がり、財政が逼迫している。この問題と、チームへの供給が保証されていないことを懸念したFIAは、パワーユニットマニュファクチャラーに対して対策法を提出するよう求めた。

 メルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダの4社は、パワーユニットの供給価格を1シーズン1チームあたり現在の2,000~2,500万ユーロから1,200万ユーロに引き下げること、また全チームにパワーユニットを供給することを保証することを決めた。これをFIAが受け入れ、この対策案と引き換えに、1.6リッターV6ターボハイブリッドシステムは少なくとも2020年末までは維持され、別仕様の安価なインディペンデントエンジン導入はなくなったものと考えられている。