スーパーGT第4戦セパン予選1回目トップはRAYBRIG NSXが奪う

　スーパーGT第4戦セパンは50分間の予選1回目が行われ、RAYBRIG NSXがトップタイムをマークした。2番手はENEOS SC430、3番手はHASEMI TOMICA EBBRO GT-Rという順位になっている。

　午前中の荒れ模様の天候から一転、現地時間の14時15分からスタートした予選1回目は、快晴のもとうだるような暑さで迎えることとなった。午前の雨で路面のラバーが無いせいか、序盤からスピンやコースオフが目立つセッションとなっている。

　序盤の30分はGT500／GT300の混走。この時間帯はIMPULカルソニックGT-Rがリード、MOTUL AUTECH GT-R、HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rがトップ3を占めていたが、GT300の走行開始直前にENEOS SC430がトップに浮上する。10分間で行われたGT300の専有走行帯では、giraffaガイヤルドRG-3が素晴らしいラップでトップを獲得。それまでトップを守っていたダイシン アドバン Ferrariは2番手となる。3番手にはI.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shidenが続くことになった。

　一方、午前中2番手だった雷アジア MT900Rは、チェッカー間際に果敢なアタックを仕掛け9番手タイムをマーク。惜しくもスーパーラップ進出こそ逃したものの、スーパーGTデビュー戦で10番手以内に入るという素晴らしい予選をみせた。

　10分間のGT500の走行では、終盤に目まぐるしく順位が動く。そんな中トップを奪ったのが井出有治駆るRAYBRIG NSX。ENEOS SC430を僅差で抑え、トップで予選1回目を終えることとなった。3番手は好調HASEMI TOMICA EBBRO GT-R。そんな中、レクサス勢でもZENT CERUMO SC430、PETRONAS TOM'S SC430はスーパーラップを逃し、苦しい展開となっている。