更新日: 2018.02.23 12:36
ダニカ、NASCARへの転向を正式に発表
インディカー・シリーズで長年活躍してきたダニカ・パトリックは25日、2012年にNASCARへ完全に転向すると明らかにした。来季はネイションワイド・シリーズにJRモータースポーツから参戦。最高峰であるスプリントカップにも10戦参戦するという。
これまでも長年噂に上がっていたダニカのNASCAR転向がついに現実となった。ダニカは木曜日に記者会見を行い、2012年はJRモータースポーツからデイル・アーンハートJrとともにNASCARネイションワイド・シリーズにフル参戦。また、スプリントカップにはシーズン開幕戦となるデイトナ500をはじめ10戦に参戦する予定。2013年にはダニカが「自分自身のゴール」とするスプリントカップフル参戦を目指すという。
「2010年に、デイトナで初めてARCAレースに出たとき、それまでのレースキャリアでいちばん楽しいと気付いたの。ストックカーに乗って、初めてこれがキャリアの始まりだって気付いた。次のステップにすごく興奮したし、スポンサーのGoDaddyとともにステップを踏み出すことができる。もう準備はできたよ!」とダニカ。
完全にNASCARへ転向することになり、インディカー・シリーズへのフル参戦は来季無くなることになったが、インディ500へのスポット参戦については「まだ分からない」とダニカ。インディカー・シリーズでのキャリアについて振り返ったダニカは、キャリアのハイライトが2008年にツインリンクもてぎで行われたインディジャパンだったと語る。
「レースカードライバーとして、勝利を得るために毎レースすごくハードに仕事をしてきたつもり」とダニカ。
「もてぎでの勝利は本当に素晴らしかった。日本に行くといつもそのことを思い出すし、これからもずっとキャリアのハイライトになっていると思うの。でも、インディカーでのシーズンは終わっていないし、まだ勝利を得るチャンスは残ってるはず」