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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.06.22 00:00
更新日: 2018.02.17 00:56

ニュル24時間:12時間経過し20号車BMWが首位に


 第42回ニュルブルクリンク24時間耐久レースは、スタートから12時間が経過した。レースの折り返しの時点で、イェンス・クリングマン/ドミニク・バウマン/クラウディア・ヒュルトゲン/マルティン・トムジク組20号車BMW Z4 GT3がトップ。フェニックス・レーシングの4号車アウディR8 LMSウルトラ、ブラックファルコンの1号車メルセデスベンツSLS AMG GT3が追う展開となっている。

 現地時間の16時にスタートしたニュルブルクリンク24時間。今季多くの日本からの参加があったほか、J SPORTSでのテレビ中継も行われるなど日本でも注目が高まっているレースだが、ニュルブルクリンクを漆黒の闇が包む頃になると、日本勢にも多くのトラブルが襲いかかってくる。

 ニッサンGT-RニスモGT3を走らせていたニッサンGTアカデミー・チームRJNの2台は、30号車が夜間にクラッシュ。ドライブしていた星野一樹に怪我はなかったが、その後長時間の修復作業を要した末、リタイアとなった。また、80号車もクラッシュ。こちらは修復成り再コースインを果たしたが、ガレージインを繰り返すなどで現在クラス19番手となっている。

 同様に他メーカーのマシンにも多くのアクシデントが襲い、ガレージでは現在多くのGT3カーが修復作業を行っている。そんな中、序盤好走したマクラーレン勢も後退し、ほぼアクシデントなく走行しトップ3につけているのがシューベルトの20号車BMW、ブラックファルコンの1号車メルセデス、フェニックスの4号車アウディというニュルを良く知るチーム。

 4番手にはローヴェ・モータースポーツの22号車メルセデスがつけているが1ラップダウン。5番手にはファルケン・モータースポーツの44号車ポルシェが続く。GT3カーの日本車最上位は、山内一典が乗り込む24号車GT-R。総合17番手/クラス15番手となっている。

 今季新設されたSP-PROクラスは、チーム・マンタイの11号車ポルシェと、GAZOO Racingの53号車レクサスLFA CodeXの2台のみだが、1周差で熾烈な争いを展開中。総合15番手〜16番手となっており、飯田章/脇阪寿一/井口卓人組53号車は現在日本車最上位だ。木下隆之/石浦宏明/大嶋和也/モリゾウ組48号車レクサスLFAは総合22番手、SP8クラス首位を走っている。また、GAZOO Racingの影山正彦/佐藤久実/蒲生尚弥組トヨタ86もSP3クラス首位を走行中だ。

 SP4TクラスでアウディTT RS勢と熾烈な戦いを展開している吉田寿博/佐々木孝太/マルセル・ラッセー/カルロ・バンダム組118号車スバルWRX STIは、ちょうど12時間経過の時点ではクラス首位を奪っていたものの、13時間前に周回遅れと接触。ガレージに入ったため、現在はクラス3番手となった。また、195号車マツダMX-5は、クラッシュにより37周でリタイアを喫した。