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F1ニュース

投稿日: 2009.06.29 00:00
更新日: 2018.02.15 13:51

ハイドフェルド、今季のタイヤ規則を批判「全員が苦しんでいるのがせめてもの慰め」


 今季F1において各レースに持ち込まれるスリックタイヤの組み合わせについて、BMWザウバーのロバート・クビカとニック・ハイドフェルドは、ふたつのコンパウンドの差が大きいことに苦労していると認めた。

 ブリヂストンは各グランプリにふたつのコンパウンドを持ち込むが、昨年までは隣り合ったコンパウンドのふたつが選ばれたが、今年は原則的に連続しないコンパウンドを組み合わせる方針を採っている。これによって、プライムタイヤとオプションタイヤの差は、昨年より拡大している。

「スリックになって一番大変なのは、今年はブリヂストンが用意するプライムタイヤとオプションタイヤの差が大きいことだ」とクビカはチームの公式ウェブサイトでコメントしている。
「片方のコンパウンドが全く機能しないこともある。でも規則で、それを決勝で使用することが義務づけられているんだ。だからそういうときは極端に短いスティントにして、そっちのタイヤを走らせる」
「でも全体的に見て、スリックで走る方が面白い。特にフロントタイヤはグリップが増して、路面で安定するので、マシンをより直接的にコントロールすることができる」

 ハイドフェルドは今年の規則により批判的だ。
「ショーを盛り上げ、意識的にエキサイトメントを作り出すためだけに、適さないタイヤを使用し、違いの大きなふたつのコンパウンドを採用するというアイデアを、僕は好きではない」とハイドフェルド。
「唯一よかった点は、誰もが同じだけ苦しむということだ」


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