更新日: 2018.02.23 11:49
フランキッティ、逆転で3度目の王座獲得 レースはディクソンが制す
IZODインディカー・シリーズ第17戦ホームステッドは2日、決勝レースが行われ、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が優勝。ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ)が8位となり、2010年IZODインディカー・シリーズのタイトルを獲得した。
逆転王座に向けてポールポジションを獲得していたフランキッティ、そして横を固めたディクソンのフロントロウがリードしてスタートした最終戦。序盤は激しい火花を散らしながら、ガナッシのワン・ツーで序盤が展開される。
すでに予選でポイントを加算していたフランキッティに対して、なんとか近いポジションにウィル・パワーを置きたいペンスキー勢だが、その前に入ってきたのはトニー・カナーン(アンドレッティ・オートスポーツ)。最初のルーティンストップを終えると、そのポジションにはペンスキーが侵入。ライアン・ブリスコ(ペンスキー)が2番手に続き、フランキッティに激しいプレッシャーをかけた。
フランキッティは最多リードラップの2点を得るべく首位を堅持。ペンスキー勢のプレッシャーに耐え続けていたが、迎えた134周目のターン4で、なんとパワーがバリアにタッチ! パワーは走り続けていたものの、リヤサスペンションにダメージを抱え、一度ペンスキーはパワー車を修復することに成功するものの、その後フロントサスにもトラブルが発生。なんとパワーはリタイアとなってしまった。
これで一気に楽になったフランキッティは、トップの座をチームメイトのディクソンに譲り、堅実なレース展開に切り替え。最終的に8位でチェッカーを受け、3度目のタイトルを獲得してみせた。
レースの優勝はディクソンで、2位にはダニカ・パトリック(アンドレッティ・オートスポーツ)が入り、今季最上位フィニッシュを達成。3位はカナーンが入った。
佐藤琢磨(ロータス/KVレーシング)は接触があったものの、18位フィニッシュ。今季最終戦を完走で終えた。武藤英紀(ニューマン・ハース)は20位でチェッカーを受けた。
IZODインディカー・シリーズ第17戦 ホームステッド
ダイジェスト(www.indycar.com)