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F1ニュース

投稿日: 2009.08.14 00:00
更新日: 2018.02.15 14:37

ブラバム「ウエーバーは今年タイトルを獲れる」


 オーストラリア人初のF1チャンピオン、ジャック・ブラバムは、同郷のマーク・ウエーバーが今年タイトルを獲得できる可能性は大いにあると期待を込めて語っている。

 トルコ、イギリス、ドイツ、ハンガリーの4戦でウエーバーは優勝1回、2位2回、3位1回の成績を収め合計では32ポイントを獲得している。これは、チームメイトのセバスチャン・ベッテルの24ポイント、選手権リーダーであるジェンソン・バトンの19ポイント、ウイリアムズのニコ・ロズベルグの18ポイントと、チャンピオンシップのライバルたちと比べ最も多くのポイントを獲得していることになる。

 ウエーバーと同じオーストラリア出身で同国初のF1チャンピオンとなったブラバムは、好調を維持している今のウエーバーなら今季チャンピオンシップにチャレンジできる可能性は大いにあると語り、オーストラリア人としてブラバム、アラン・ジョーンズに続く偉業を成し遂げることができると考えている。

「マシンが今のレベルを保つことが出来れば、マークは世界選手権を勝ち取ることができるだろう」と、ナイトの称号を持つブラバムはオーストラリアの連合通信社に対して語っている。
「彼は今、大きな仕事をしている。彼は物事をうまくこなしており、我々もマークの活躍に大いに励まされている」

 グランプリで14勝し、3度ワールドチャンピオン(1959、1960、1966年)に輝いているブラバムは今年で83歳になる。彼は現在、腎不全を煩っており週に3回ほど病院で透析の治療を受けている。
「残念なことに、私にはやりたいことを自由にできる時間があまりないんだ」と彼はイギリスのデイリー・テレグラフ紙に対して語っている。「私は毎週、病院で透析を受けなければならず、自由にできる時間は週に2日だけしかない」
「私が最後に訪れたF1は2年前のメルボルンだった。それまでは毎年のように行っていたけど、今は残念なことにそうできる状態にはない。ただ、これに対して不満を言うつもりはないし、腎臓を除けば健康なんだ」

「私には人生において何かを成し遂げ続けるという野心があった。しかし、今は週に3日間入院しなければならないうという事実が私にはあり、何かをやり遂げるということはできない。しかし、私はそれを受け入れることにしたんだ」


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