更新日: 2018.02.16 01:09
モーラ、GT500参戦初年度も「あわよくば優勝を」
今季、スーパーGT500クラスにニッサン陣営の1台として参戦することとなったモーラ。GT300クラスでは2008年にチャンピオンを獲得するなど、強豪として実績があるチームだが、26日に横浜の日産グローバル本社ギャラリーで開催されたイベントで、初のGT500に向けて大駅俊臣監督、柳田真孝、ロニー・クインタレッリの3人が意気込みを語った。
この日、ニッサンGT500チームの一員としてファンの前に登場したモーラの大駅監督、柳田、クインタレッリは、真新しいモーラとS Road、そしてニッサン/ニスモのロゴが入ったシャツを着て登場した。
イベント冒頭では、ニスモの柿元邦彦総監督から、今季ニッサン陣営が4台目を走らせるにあたっての理由として「昨年までは3台で、体制としては他社に比べると弱いところがあった。でも今年は必ずチャンピオンを取り返そうという意気込みで、そして大きな気持ちで言うなら、スーパーGTを盛り上げるためにも必要だと考えた」と説明。GT500で1年目ではあるが、モーラの46号車S Road MOLA GT-Rが、ニッサン勢のタイトル奪還に向け貴重な戦力になると語った。
モーラの大駅監督も「素直なところ、頑張らなきゃいけないなと(笑)。4台目というのは意味合いとしても重要なところだろうと思っています。やはりGT-Rがチャンピオンを獲るという目標に向けて、我々も重要なところにいると思います」とニッサン陣営の一角としての“責任感”を感じているようだ。
すでにチームはセパン、そして岡山でテストを実施しており、セパンでは「僕は2年ぶりのGT500で、クルマにまた合わせること(柳田)」ということで、ミシュランの経験も豊富なクインタレッリがメニューを消化。「すごく速く走ることができた(クインタレッリ)」と手応えを得たという。続く岡山でも、「路面温度も低い状況でのテストだったけど、2年前と比べてもすごくミシュランの進化を感じることができた(クインタレッリ)」と手応えを得たという。
GT500参戦初年度ということもあり、大駅監督は「我々は初年度ですから、皆さんの後ろにしっかりついていきたい」と控えめに(?)目標を掲げつつも、「あわよくば勝っていきたいと思います」と初年度から勝利を狙うとした。
チームでは新たなカラーリングを3月19日からの合同テストで施してくると言われており、ファンにとってはこちらも気になるところ。柳田/クインタレッリというコンビネーションと、GT300強豪チームの実力がどう発揮されるのか、楽しみなところだ。