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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.06.15 00:00
更新日: 2018.02.17 08:42

ロッテラー「来年はより強くなって戻ってくる」


 第83回ル・マン24時間耐久レースで3位となった7号車アウディR18 e-トロン・クワトロ。昨年のウイナーでもあるアンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ/マルセル・ファスラーの3人が、「簡単ではなかった」と今年のレースを振り返っている。

 2012年から続くR18 e-トロン・クワトロでのル・マン連勝記録を伸ばすとともに、通算14回目のル・マン制覇を目指して今年のレースに臨んだアウディ陣営。7号車アウディは今季、WEC世界耐久選手権の開幕2戦で連勝。昨シーズンは戦闘力の不足に苦しんだものの、今年は再び強さを見せつけてのル・マン入りとなった。

 予選では一発の速さに勝るポルシェ陣営が上位を独占し、アウディの3台がそれに続く形に。7号車は5番手からのスタートとなる。開始直後から首位争いを展開していた7号車だったが、序盤にはスローパンクチャーに見舞われたほか、夜が明けたところでエンジンカウルが飛んでしまうトラブルも発生。この際にはピットで給油口周辺も確認し5番手まで後退する。さらに、レース終盤には、スローゾーンでの違反があったとしてドライブスルーペナルティも科せられる。最終的なリザルトとしては3位表彰台獲得となったものの、7号車にとっては決して順調とは言えないレースとなった。

「ペースが非常に速かったから、簡単なレースではなかった」とレースを振り返ったのはファスラーだ。

「ル・マンは24時間を通したスプリントレースだ。つまり、単純に全てがうまくハマらなくてはならない。僕たちには勝てるクルマがあったが、スローパンクチャーやエンジンカウルへのダメージなど、多くの問題が発生し、それによって多くの時間を費やしてしまったんだ」と、今回の"敗因”を語る。