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F1ニュース

投稿日: 2011.10.18 00:00
更新日: 2018.02.16 05:31

可夢偉「運が悪いときに悪いことが起きた」


 ザウバーの小林可夢偉は、F1韓国GPのレースウイークを振り返り、一番の課題となったペース不足の問題にチーム一丸となって取り組む必要があると語った。

 可夢偉は、雨に見舞われた初日からドライに変わった翌日までの短い時間に、ライバル勢ほどマシンを十分に仕上げられなかったと予選までの感想を述べている。
「でもやっぱり1時間という短い時間だけだと、完璧には仕上げられなかった。グリップも少なくて厳しいなと感じていたんですが、思っていたよりもタイム差が小さくて、うまくいけばQ3進出を争えるかなとも思ってました。でも、蓋を開けてみると他のチームが、僕たち以上にタイムを上げてきた。今回はまったく歯が立たなない予選でした」

 気持ちを切り替えて臨んだ決勝は、タイヤ戦略で攻めのレースを誓っていたが、不運も重なりポイントを獲得することはできなかった。

「プライムのソフトタイヤでスタートして、そのあと早めにオプションのスーパーソフトタイヤに履き替えて攻めていく戦略でした。ただ、スタート前から曇りだして路面温度が下がって、思っていた以上にオプションがもったりして、ちょっと中途半端になってしまった。さらにまたセーフティーカーも悪いタイミングで入ってしまって、履き替えたオプションタイヤのアドバンテージを失ってしまった。リヤウイングの翼端板にダメージを負って、かなりクルマのバランスがおかしかったし、フロントウイングを踏まれて、予定以上に早くピットインしなければならなかったりと、ついてなかったこともあります」

「運が悪いときに悪いことが起きたと捉えるしかないですけど、今回はどうもがいてもポイントまではいけなかった。トロロッソが速くて、フォースインディアでさえ1台がポイントを獲れていないですから。一番の課題はペース不足。これはチーム一丸となって取り組まなければなりません」

(コメントは小林可夢偉公式サイト内「KAMUI'S REPORT」より引用)

■小林可夢偉 公式ウェブサイト


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