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投稿日: 2010.07.04 00:00
更新日: 2018.02.23 11:33

密着! 佐藤琢磨inインディ(42)第9戦プラクティス


 IZODインディカー・シリーズ第9戦ワトキンスグレンのプラクティス。久々のロードコースの走行で1回目を1分33秒3399の18番手で終えた佐藤琢磨。プラクティス2回目は、1分31秒1184とタイムを上げチームメイトのEJ・ビソに次ぐ10番手にジャンプアップし予選を迎える。

Q:ワトキンスグレンて、どういうコースですか?
A:先月ここにテストをしに来たんです。その時にテスト自体は雨でキャンセルになってしまったんですけど、前日にトラックウォークしたんですよ。その時に受けた印象は、とにかくクラシカルなイギリスのローカルサーキットみたいだなって。オールトンパークとかブランズハッチみたいなね、アップダウンが凄くて、クラシックなレイアウトのハイスピード・ロードコースだっていう印象だったんですよ。実際に走ってみると狭く感じて、凄くスピード感がありましたね。久しぶりのロードコースだったんで、僕自身はとても楽しんだんです。けど、サーキットは結構バンピーだし、コンクリートパッチの上に乗ると物凄いグリップが落ちるので、その辺りは非常に気をつけないといけないですね。コースの場所、部分によってグリップの差が凄く激しいところがあります。

Q:昨日は路面もまだグリップが高くなっていなかったということもありますね?
A:もちろん路面もグリーンでしたね。そういう意味では、今日の1回目のプラクティスでやっとラバーが載り始めたかな……と思います。でも、タイヤがとにかく硬くて、温まりも悪いし、ラバー自体もあんまり路面に載っていかないような感じです。予選でソフトコンパウンドの方を使い始めて、どうかな?というとこなんですけど。グリップ感が乏しくて、結構クルマは跳ねるし、スライドするし、まとめるのはなかなか難しいですね。

Q:昨日のプラクティス1回目から今日のプラクティス2回目へ、タイムが大きく向上しましたが、その要因は何がどのぐらいなのでしょう?
A:まぁ全体的にコーナリングスピードはアップしてますし、ブレーキングももっと奥まで入っていけるようになってます。昨日は10ラップぐらいしかできていなかたのでね、今、コースに慣れて、久しぶりのロードコースのクルマに慣れて、今日の場合は、その上に攻め込んでいけてました。まだハンドリングは本当にシックリは来ていなくて、結構苦労しています。

Q:去年、KVレーシング・テクノロジーでこのコースを走ったポール・トレイシーは、マリオ・モラエスより遅かったんです。トレイシーは意外にもワトキンスグレンは去年が初挑戦で、モラエスは前の年にインディカーで走ってました。このコースって、特に慣れが必要なキャラクターなのでしょうか?
A:どのコースも共通して言えると思うんですけど、ある程度クセっていうのがあるし、特にハイスピードのシケインだとか、ブラインドになる1コーナーとか、その辺りは多少経験も必要だと思います。

Q:では、まだまだタイムを詰めることができる箇所がたくさんあるんですね?
A:たくさんありますよ。だから、このままの状態で予選を迎えるっていうのは、ちょっと、あまりにも準備不足かなって感じです。クルマも今まだしっくり来てないから、セッティングは変えたい。予選でまた新しいセットアップをトライしなきゃいけない。そういう意味で、このコースでの経験がなくて、昨日がコースに慣れることだけに使われてしまったので、もったいないですよね。

Q:予選順位も気にしたいけれど、決勝に向けてセッティングを好みのものにまとめたい。やりたいことが多いですね?
A:そいうですね。ホント、やりたいことがいっぱいある。ただ、予選もせっかく久しぶりのロードでのものだし、前の方で走りたい。その辺り、ソフトタイヤと自分たちのマシンのマッチングがどう出るかな? というとこですね。予選、楽しみにしてます。


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