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F1ニュース

投稿日: 2012.10.05 00:00
更新日: 2018.02.16 11:48

日本GP開幕。可夢偉が最多周回重ね6番手スタート


 2012年F1第15戦日本グランプリが5日に三重県の鈴鹿サーキットで幕を明け、金曜1回目のフリー走行はマクラーレンのジェンソン・バトンがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は6番手につけた。

 雲ひとつない絶好のグランプリ日和に恵まれた金曜日の鈴鹿サーキット。気温25度、路面温度31度というコンディションで日本グランプリ最初のセッションが午前10時にスタート。スタンドには初日にもかかわらず多くのファンがスタンドを埋め、一年ぶりに響き渡るエキゾーストノートに酔いしれた。

 FP1にはウイリアムズがブルーノ・セナに代えてバルテッリ・ボッタスを起用、ケータハムもギド・バン・デル・ガルデがヘイキ・コバライネンのマシンを走らせた。ピレリは今回の鈴鹿に昨年とは異なるソフトとハードという2種類のコンパウンドを持ち込んでいる。

 セッション序盤は、いつも通り各車システムチェックを繰り返しながらスタート。ザウバーはフロントウイングを含む新しいパッケージを投入し、可夢偉も日本グランプリ仕様のスペシャルヘルメットで周回を重ねた。
 全車のタイムが出揃ったのは、開始50分過ぎ。ここでトップにつけたのはマクラーレンのバトンで2番手にルイス・ハミルトンがつけマクラーレンが好調な滑り出しを披露。その後ろ、マーク・ウエーバーとニコ・ロズベルグに続きザウバーの可夢偉も5番手と上々の走り出しを見せた。

 フェラーリはフェリペ・マッサがリヤのグリップ不足をしきりに訴えたが、タイム的には6番手でフェルナンド・アロンソをリード。そのアロンソは何度もリヤを滑らせるシーンが目立った。
 ロータスはキミ・ライコネンのマシンにダブルDRSを搭載し、非搭載のロメイン・グロージャンとで比較を実施。また、積極的に周回を重ねる可夢偉もフロントウイングの調整を繰り返すなど、各車はそれぞれのプログラムをこなしていった。

 90分のセッションは、チェッカー直前にメルセデスのロズベルグがS字でストップし、イエローフラッグが出たまま終了。結局上位は、バトンとハミルトンのマクラーレンが1-2で終え、3番手のマーク・ウエーバーも変わらず。4番手ロズベルグに続きミハエル・シューマッハーが5番手に入った。
 可夢偉は最多の27周を走り、6番手でオープニングセッションを終えている。

■F1日本グランプリ フリー走行1回目のタイム結果はこちら