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F1ニュース

投稿日: 2013.11.03 00:00
更新日: 2018.02.16 19:49

王者ベッテルが独走で皇帝に並ぶ7連勝を達成


 2013年F1第17戦アブダビGPは3日、アブダビのヤス島にあるヤス・マリーナ・サーキットで55周の決勝レースが行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが今季11勝目、通算では37回目となるトップチェッカーを受けた。これでベッテルは、ミハエル・シューマッハーの保持するシーズン最多の7連勝に並んだ。

 幻想的なトワイライトレースとして知られるシーズン第17戦のアブダビGP。決勝の天候は晴れ、気温32度、路面温度36度というコンディションのなか、現地時間夕方17時にレースのスタートが切られた。

 注目のスタートでは、2番グリッドのベッテルが鋭いダッシュを見せたのに対し、ポールシッターのマーク・ウエーバーは若干加速が鈍り、3番手スタートのニコ・ロズベルグにもポジションを奪われてしまう。また後方では、車両違反で予選結果を剥奪され、最後尾スタートを強いられたキミ・ライコネンが、1コーナーでケーターハムと接触していきなりストップ。ここ最近の悪い流れを断ち切れず0周リタイアを喫した。

 レースは、首位に立ったベッテルが序盤からファステストラップを連発し、2番手ウエーバー以下を引き離していく。ベッテルは、自分と同じソフトタイヤスタートのライバル勢が10周を前に最初のタイヤ交換を済ませるなか、その後も快調なペースで周回を重ねる。ベッテルは14周目、長めのファーストスティンで暫定2番手に浮上していたフェリペ・マッサに25秒以上の差をつけピットインすると、再びトップでコースに復帰した。

 一方、ベッテル以下のオーダーは、ロズベルグ、ウエーバー、ロメイン・グロージャンによって争われたが、19周目にウエーバーが1ストップ作戦のポール・ディ・レスタを抜きあぐねていたロズベルグを捉えて2番手に浮上。そのウエーバーを追っていたグロージャンは、最初のピットアウト後にミディアムスタートのエステバン・グティエレス攻略に時間を要し、ウエーバー、ロズベルグを捉えるまでには至らなかった。

 その間も先頭のベッテルは、チームの指示を上回るペースで周回を重ね独走状態に持ち込むと、およそ30秒後方を走る2番手ウエーバーが33周目にピットストップを行ったのを見届け、4周後に最後のタイヤを交換を実施。再びトップを譲ることなくコースに戻ったベッテルは、終盤もさらにハイペースで周回をこなし、独走のまま55周をフィニッシュ。パレードラップでは再び罰金覚悟のドーナツターンを披露した。

 2位はウエーバー、3位ロズベルグ、4位グロージャン。5位には2度目のピットストップを44周目まで引き延ばしたアロンソとなったが、彼はピットアウトのコース合流の際にジャン-エリック・ベルニュとあわや接触しかけたため、一瞬トラック外を走行。しかしポジションを戻さないまま走行を続け、その後もハミルトン、ディ・レスタを抜いて5位を得たためスチュワードの審議対象となっている。審議の結果はレース後。

 フォース・インディアは、エイドリアン・スーティルも1ストップ作戦を成功させ6位と10位でダブル入賞。一方、5番手スタートから中盤までポイント圏内を走っていたザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは、ピットストップでのアンセーフリリースでドライブスルーペナルティを課され後退、13位に終わった。


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