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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2010.07.26 00:00
更新日: 2018.02.15 21:22

ALMS第5戦は6号車ポルシェRSスパイダーが劇的V


 ALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)の第5戦がコネチカット州レイクビルのライムロック・パークで行われ、6号車マッスルミルク・チーム・サイトスポーツのポルシェRSスパイダー(G.ピケット/K.グラフ)が初の総合優勝を達成した。

 1周1.54マイルのテクニカルコースが舞台の決勝は、予選で3番グリッドにつけた16号車ダイソン・レーシング・チームのローラ・マツダ(C.ダイソン/G.スミス)と4番グリッドからスタートした8号車ダイソン・レーシング・チームのローラ・ジャッド(C.ダイソン/J.コッカー)がそれぞれレース序盤をリードするが、22周目にポールシッターの1号車パトロン・ハイクロフト・レーシングのARX-01c(D.ブラバム/S.ベジノ)がスタートでの遅れを取り戻して、ここでトップを奪い返す。

 しかし、46周目に2番手へとポジションを上げた6号車のポルシェRSスパイダーがその後も徐々に先頭を走る1号車との差をつめていき、93周目に1号車がピットインするとトップに躍り出る。先頭に立った6号車はその間マージンを築きながら周回を重ねて99周目にピットインすると、狙いどおり15秒のリードを持って先頭でコース復帰を果たした。

 その後、6号車は1号車との差を20秒まで拡大するが、4連勝を目指す1号車も終盤粘りを見せて6号車へ再度迫ってくる。そしてレースが残り13分となった157周目に6号車を捉えた1号車は一気にオーバーテイクを仕掛けた。6号車はここで前に出ようとインに入ってきた1号車をブロック、ポジションを守ったが、結果1号車をコース外に押し出すかたちとなり、ストップ・アンド・ゴーのペナルティを受けてしまった。

 これでレースは1号車の勝利が確実と思われたが、なんと1号車はパンクに見舞われてしまい緊急ピットインを余儀なくされてしまう。これによりペナルティを消化した6号車は再びトップの座に返り咲くことに成功し、残る周回もポジションを守ると最後は30秒のリードを持って悲願のトップチェッカーを受けた。優勝ドライバーのひとり、63歳のグレッグ・ピケットはこの勝利でシリーズ史上最も遅い年齢での勝者となっている。

 2位は1号車、3位にはLMPCクラスのグリーン・アース・チーム・ガナーのオレカ99号車(G.ジーンネット/E.ジュリアン)が入った。

 GTクラスは45号車フライング・リザード・モータースポーツのポルシェ911 RSR(J.バーグマイスター/P.ロング)が優勝。PCクラスは99号車、GTCクラスは63号車ポルシェ911 GT3 CupのTRG(H.リチャード/A.ライリー)がそれぞれクラス優勝を遂げている。


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