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インフォメーションニュース

投稿日: 2010.03.28 00:00
更新日: 2018.02.15 18:59

ASスポーツカート:レンタルカート界No.1の“ジェントルマンズレース”開幕。MIHAMAシリーズはクリーンなバトルで勝利をつかめ!


 愛知県知多郡美浜町のMIHAMAサーキットでオートスポーツMIHAMAスポーツカートシリーズの第1戦が3月27日に開催され、チームで所有するカートを持ち込んで争うGT1クラスは#2 傾奇者(「かぶきもの」くっぱ 選手/きゃぷてん 選手/ペンギン山ちゃん 選手組)が優勝。
 レンタルカートで戦うGT2クラスは東日本シリーズから遠征した09年チャンピオンチームで構成される#52 やってきました・く連隊(キノピオ 選手/ドンキ 選手/ワルイージ 選手/ワリオ 選手組)が優勝した。広々としたMIHAMAサーキットで行われた今回のレースはアクシデントもなく、非常にクリーンなレースとなり、選手だけでなく見ている全員が楽しめるものとなった。

 昨年10月に行われたプレシーズンマッチが発展する形で、今季から年5戦のシリーズ展開がされることになったMIHAMAシリーズの記念すべく最初のレース。職場の仲間でドライバー、監督、メカニック、ヘルパーを構成した#45 M01_PROJECT+NRD(吉田直樹 選手/藤原陽一 選手/粟倉正康 選手/小西貴文 選手/平林正規 選手)、MIHAMAをホームコースに何年も走り続けている兄弟とそのコーチのコンビ#27 T'REX WORKS(金谷秀幸 選手/山下慧 選手/山下悠 選手組)と#2傾奇者がGT1クラスで出場。

 #27 T'REX WORKSは全ドライバーの腕もさることながら、マシンもよい仕上がりで圧倒的なスピードを披露。48秒112と今大会ファステストをはじめとして速いペースで逃げを打つが、若く体重も軽いメンバーが揃ったチームは規定のハンディキャップストップ(ドライバー交代義務)が8回と多いのが難点。さらに、ドライバー交代をしないストップが1回あったために、年齢と体重で有利な#2 傾奇者のドライバー交代回数4回には歯が立たず、最後は3周の差をつけられての2位となってしまう。
 #45 M01_PROJECT+NRDは5人のドライバーが均等スティントで走るベーシックな作戦で「全員が楽しむことを最優先」に走り無事に完走。慣れない借り物のGT1カートだったこともあり、途中でガス欠になるなど2時間のレースでは想定しえなかったハプニングもあったが、初参戦のチームであることを考えれば大健闘のレースだった。

 GT2クラスは結果だけ見れば、東日本シリーズチャンピオンの横綱相撲の感もあるが、2位から5位までは同一周回と、ハンデを活用し追い上げるチームと、純粋な速さでハンデを跳ね返すチームとの対比が見どころとなる、“味のある”レースとなった。
 2カー態勢を敷いた、く連隊は1-2フィニッシュ。トップ#52 やってきました・く連隊が2位以下に2周差をつける頭ひとつ抜け出た形で圧倒的な勝利。だが、2位#70 やっちゃいました・く連隊(クッパ 選手/初代ピーチ 選手/バイクルイージ 選手/デイジー 選手組)から5位#64 Team KOUTA.339(しゅん 選手/ひろンジョ 選手/YUKI.T 選手組)までは2時間のレースが終わってみれば同一周回と非常に接近。

 く連隊のことを練習走行からマーク、「実は意識をしていた」という3位の#60 GP with WAKO'S(難波敏憲 選手/市川大祐 選手/田中昭宏 選手組)はラップタイムでは勝るものの、ハンデを含め2時間トータルの戦い方では一日の長がある、#70 やっちゃいました・く連隊まであと5.7秒というところで惜しくも2時間経過。2位奪取はならなかった。

 双子の兄弟で出場の#54 SAVAGE RACING(渡邉大輔 選手/渡邉勇輔 選手組)は、8回の交代義務のうち6回を序盤30分で行い最後の1スティントずつを45分のロングでつなぐという作戦を採り後半に重点を置いた走りで4位を獲得。
 そして、昨年のMIHAMAプレシーズンマッチおよび西日本シリーズの常連チーム#64 Team KOUTA.339(しゅん 選手/ひろンジョ 選手/YUKI.T 選手組)も若さと軽さが武器と、ハンディキャップ的には不利なチームだが、気合いの走りで2位争いの集団に食らいついて5位となった。

 #63 FXILE(「ふくざいる」河村浩司 選手/福田隼人 選手/安次富亮 選手組)も、く連隊2チームよりも速いベストラップをマークする走りで8回というハンデをひっくり返すことを狙っていたが、あとわずか。2〜5位集団からラップダウンとなってしまう惜しいレースとなった。

 レース後は“恒例”となったカートスーツなど豪華賞品が渡される表彰式を実施。そして締めのじゃんけん大会は、人数以上(?)と思われるほどの数の賞品争奪戦。こちらはレースに負けず劣らずの盛り上がりでイベントは終了。
 MIHAMAシリーズ第2戦は5月22日、エントリー受付は1カ月前の4月22日より公式サイトスポーツカート情報局で行われる。

スポーツカート情報局
"http://www.sportkart.info

オートスポーツMIHAMAスポーツカートシリーズ第1戦リザルト
Pos.Cls.No.TeamDriversBestLapDiff.Gaprn
1GT12傾奇者くっぱ/きゃぷてん/ペンギン山ちゃん48.224143--rn
2GT127T'REX WORKS金谷秀幸/山下慧/山下悠48.1121403周回3周回rn
3GT145M01_PROJECT+NRD吉田直樹/藤原陽一/粟倉正康/小西貴文/平林正規49.5131349周回6周回rn
4GT252やってきました・く連隊キノピオ/ドンキ/ワルイージ/ワリオ54.02012914周回5周回rn
5GT270やっちゃいました・く連隊クッパ/初代ピーチ/バイクルイージ/デイジー54.14812716周回2周回rn
6GT260SGP with WAKO'S難波敏憲/市川大祐/田中昭宏53.84112716周回+5.773rn
7GT254SAVAGE RACING渡邉大輔/渡邉勇輔53.70212716周回+5.786rn
8GT264Team KOUTA.339しゅん/ひろンジョ/YUKI.T53.39312716周回+24.073rn
9GT263FXILE河村浩司/福田隼人/安次富亮53.94612617周回1周回