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スーパーGTニュース

投稿日: 2012.11.19 00:00
更新日: 2018.02.16 12:56

BRZ、今季最高の走りでシーズンを締めくくる


SUBARU BRZ GT300、今季最高の走りでシーズンを締めくくる

2012年11月18日 JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP 決勝レポート

 11月17日(土)、18日(日)にSUPER GT特別戦「JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP」の決勝レースが開催されました。雨の中で行われた第1レースは佐々木孝太がSUBARU BRZ GT300を駆り19位でした。山野哲也がドライブした第2レースはドライコンディションで行われ、13位からスタートした山野は一時4位まで上る活躍を見せました。

 17日(土)に行われた第1レースは、ヘビーウェットコンディションとなりました。元々ABSやトラクションコントロールを装備しているGT3勢に対してBRZは不利な条件ですが、強い雨によって佐々木孝太はグリップ不足に悩みます。その結果、トップから2周遅れの19位という成績に、佐々木の表情は曇りがちでした。しかし、翌18日(日)は朝から晴れ上がり、暖かい日差しによって前日より気温も路面温度もやや高めとなりました。今年最後のメジャーレースを見るためにこの日富士スピードウェイに集まった観客は、約41,300名。この大観衆の目前で、GT300第2レースは行われました。13位からレースをスタートした山野は、オープニングラップで9位に上がると、その後も次々に上位車をかわし、ポジションを塗り替えていきました。しかし、ストレートの速いGT3勢も山野の前に立ちはだかります。コーナーの多いセクションで追いつめ、最終コーナーで抜いてもストレートでは抜き返されてしまいます。18周目に山野は5位になると、4位を走るメルセデスSLSに対して激しい追い上げを見せました。しかし、19周目の第1コーナーで2台は接触し、BRZのホイールにダメージを負ってしまいました。このためピットインし、タイヤ交換したため上位入賞のチャンスを失い、16位でフィニッシュしました。

 STI総監督の辰己英治は、「最後の山野の走りは非常にエキサイティングでしたね。前日のクルマとは全く別もののようでした。つまり、この今年最後のレースで、BRZの進化した姿とまだまだ弱い部分がはっきりとし、来年に向けた課題が明らかになったと言えます。来季に期待を込めて、オフシーズンの開発に力を入れます」と語っています。また、山野哲也は「今回は失うものがないので、チームミーティングで冒険的なセッティングをしようと話し合い、今日のレースに臨むことにしました。結果、今季最高に楽しいレースができました。100Rを含むセクター2では今季ベストタイムを記録できましたし、なんといってもライバルを抜き去るレースができたことが気持ちよかった。世界のSUBARUファンのために、来年も頑張ります。一年間ありがとうございました」と締めくくりました。

HD版/SUBARU BRZ GT300 JAFグランプリ 富士スプリントカップ2012 決勝レース2


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