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F1ニュース

投稿日: 2009.03.06 00:00
更新日: 2018.02.15 12:18

FOTAによる2009/2010年F1のための提案


 フォーミュラワン・チームズ・アソシエーション(FOTA)は、ジュネーブで会合を行った後、2009年と2010年のF1における提案を発表した。

 FOTAが発表した提案は以下のとおり。

[テクニカル]
2009年
・1エンジンあたりの走行距離を100パーセント以上増加(1シーズン1ドライバーあたり8基)
・風洞およびCFD(計算流体力学)の使用を削減
・エンジンの価格を1シーズン1チームあたり800万ユーロに

2010年
・エンジンの価格を1シーズン1チームあたり500万ユーロに
・ギヤボックスの価格を1シーズン1チームあたり150万ユーロに
・標準KERS(入札手続を行う。目標価格は1シーズン1チームあたり100~200万ユーロ)
・2009年の空力開発費用からさらに50%の削減を狙う
・シーズン中のシャシー、ボディワーク、空力開発反復(ホモロゲーション)の数の特定
・広範囲にわたる特殊成分、金属製、合成物の材料の禁止
・テレメトリーおよび無線システムの標準化

[スポーツ]
2009年
・テスト削減(50%)
・新ポイントシステム(12-9-7-5-4-3-2-1)を採用、グランプリウイナーの受ける差別化/恩恵を向上させる
・レーススタート時の燃料量、タイヤスペック、給油データを公開

2010年
・予選新フォーマットの提言への取り組み
・革新的新ポイントシステムの機会を設ける(たとえば、レース中の最速のピットストップに対しコンストラクターズ選手権ポイント1点を与えるなど)
・さらなるテスト削減(シーズン前テストは1台4日のテストが4回と、1台によるシーズン前シェイクダウンが1回)
・グランプリ距離の短縮(250kmあるいは最長1時間40分)が、商業権所有者の承認待ち

[コマーシャル]
2009年
・メディアへのデータ提供を拡大
・F1活動のアピールをより情報豊かに力強く行い、テニスやクリケットなどと共通する形で、一般との関わりを大幅に向上させるための手段を調査
・グランプリにおいて指定されたチームのシニアスポークスマンがTVに出演可能とする
・チームとFOTAのウェブサイトを通じてカスタマー経験の強化を狙う
・グランプリウイークエンドにおけるドライバーのサイン会の義務化

2010年
・テレビ放送を通じての消費者経験の強化を狙う


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