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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2012.01.16 00:00
更新日: 2018.02.16 06:51

OAKとモーガンが提携『モーガンLMP2』でWECへ


 16日、フランスのOAKレーシングとイギリスのモーガン・モーターカンパニーは新たな提携関係を発表し、OAKレーシングのスポーツカー用LMP2カーが『モーガンLMP2』としてWEC世界耐久選手権に1台が参戦すると明らかにした。

 イギリスの少量生産スポーツカーメーカーであるモーガンは、1913年に創業され、そのクラシックなフォルムから世界中に多くのファンをもつ。2000年に販売をスタートしたモーガン・エアロ8はGT3バージョンも販売されていた。

 そんなモーガンは16日、スポーツカーレースのLMP2クラスでOAKペスカローロを製作、レーシングチームおよびコンストラクターとしてここ数年確固たる地位を築いているOAKレーシングと提携。OAKレーシングとそのマニュファクチャラー部門であるオンロークが製作するル・マンLMP2マシンを『モーガンLMP2』という名称とし、2012年からスタートするWEC世界耐久選手権に1台が参戦すると明らかにした。

 2012年は、1962年にモーガン・スーパースポーツがル・マン24時間でクラス優勝を飾ってから50年という節目の年にあたり、今回の提携はその50周年を祝う意味合いもあるようだ。

 モーガン・モーターカンパニーを率いるチャールズ・モーガンは、「OAKレーシングとこの発表をできて喜ばしく思う。OAKレーシングはレーシングカーコンストラクターとして世界的な成功を収めてきた」と語る。

「モーガンのスポーツカーには長い歴史があり、しばしば新技術のパイオニアとなってきた。今、LMP2クラスは新しい技術のテストの機会を与えてくれる。この提携により、新しいカーボン技術など、モーガンの新しい歴史を開くだろう」