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国内レース他ニュース

投稿日: 2010.06.28 00:00
更新日: 2018.02.15 20:50

S耐富士:PETRONAS Z4の1号車が4連勝 GT-Rは5位


 スーパー耐久シリーズ第4戦富士は26日に予選、27日に決勝レースが行われ、PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE/1号車が開幕4連勝を飾った。注目のNISSAN NISMO GT-R RCは5位に終わっている。

 金曜日の走行からトップタイムを叩きだし、ST1クラスのレギュラー陣営にとって脅威を感じさせた初登場のNISSAN NISMO GT-R RC。しかし、予選ではPETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEの1号車、さらにART TASTE GT3もGT-Rを上回るタイムをマークし、BMW Z4、ポルシェ、そしてGT-Rという順位に。PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEの28号車は予選開始直後にプロペラシャフトのトラブルによりストップ。予選不通過で、決勝日朝の走行のタイムを見ての決勝出走となった。

 迎えた決勝は、雨と霧による悪コンディション。スタートではART TASTE GT3、さらにNISSAN NISMO GT-R RCがポールの1号車PETRONAS Z4に迫るも、PETRONAS Z4の谷口は動じず。NISMO GT-R RCは序盤、弱くなり始めた路面を見越しピットイン。スリックタイヤに交換するギャンブルに出るが、これは失敗。再度ピットインを強いられ、後退してしまう。

 一方、トップのPETRONAS Z4は谷口信輝、そして柳田真孝がリードを築くが、途中霧のためセーフティカーが出動。これでリードをいったん削られてしまうも、リスタートを決め盤石の4勝目に向けチェッカーまで快走。今季4勝目を飾った。一方、2番手争いは予選で遅れた28号車PETRONAS Z4の片岡龍也と、立川祐路が駆るART TASTE GT3の間で激しい戦いが展開されたが、ART TASTE GT3が2位でチェッカーを受けた。

 NISMO GT-R RCは終盤、再び雨が弱まったタイミングで再びスリックを装着、星野一樹がファステストラップをマークし、総合8位、クラス5位でチェッカーを受けることとなった。

 ST2クラスは20号車RSオガワランサーがエンドレス・アドバン・コルトスピードXとトップを争い、RSオガワが優勝を飾った。ST3クラスはFINA ADVAN BMW M3がスタートから飛び出すも、TAITEC TRACY NSXが逆転。しかし、これもセーフティカーランで差がなくなってしまい、FINA ADVAN BMW M3が再逆転でトップでチェッカーを受けた。

 ST4クラスはコスモソニック21 FK ings DC5が序盤から続く激しいバトルを制し今季3勝目をマーク。ST5クラスはTSK☆Vitz-RSが優勝した。