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スーパーGTニュース

投稿日: 2015.08.09 00:00
更新日: 2018.02.17 09:36

SGT:全域バトルでGT-R強し。D’station大逆転V


 スーパーGT第4戦は9日、富士スピードウェイで66周の決勝レースが行われ、残り10周で怒濤の追い上げを見せたD'station ADVAN GT-Rが今シーズン初優勝を飾った。2位にはZENT CERUMO RC F、3位にカルソニック IMPUL GT-Rと、レクサス強しの戦前の予想を覆し、GTーRがトップ4の中で3台が入る強さを見せた。

 気温31度、路温45度という真夏のコンディションの中、もはや恒例とも言える警察車両による1周のパレードランを行いスタートした決勝、GT500はポールポジションスタートのZENTの立川祐路が後続を引き連れオープニングラップでも危なげなくトップを守ると、その後方では、D'stationとRAYBRIG NSX CONCEPT-GTがドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTをかわしてポジションアップ。一方、8番グリッドからスタートしたカルソニックは14番手にまでポジションを落としてしまった。

 続いて3周目には、3番グリッドスタートのPETRONAS TOM'S RC Fが1コーナーでARTA NSX CONCEPT-GTをかわすと、レクサスのワン・ツー体制が早々に出来上がる。序盤から各ポジションで順位争いのバトルが激しく、8周目にはRAYBRIGがD'stationを最終コーナーでいったんかわしたものの、直線では再びD'stationが前へ、その後は再びRAYBRIGが前といったように緊張感の高い5番手争いが繰り広げられた。後方でもS Road MOLA GT-RとKEIHIN NSX CONCEPT-GTがバトルし、随所で接近戦が行われる。そんな中、ENEOS SUSTINA RC FはKeePer TOM'S RC Fとの接触があり、最後尾までポジションダウン。その後、この件で27周目にKeePer TOM'S RC Fにはドライブスルーペナルティが課されている。

 19周目、ARTA NSX CONCEPT-GTがPETRONAS TOM'S RC Fの前でストレートに戻ってくると、20周目の1コーナーでは300クラスも交えながら4台が急接近。激しい2番手争いが繰り広げられる。PETRONAS TOM'Sは上手く抜け出すものの、ARTAはGAINER TANAX GT-Rに進路を狭まれハードブレーキングを強いられる。その結果、PETRONAS TOM'Sとは大きく離されてしまう。しかし、29周目には再びPETRONAS TOM'SとARTAが急接近、最終コーナーではARTAがPETRONAS TOM'Sをかわし2番手に返り咲いた。

 レースは30周を超えた辺りからルーティーンのピットが始まり、上位勢では31周目にPETRONAS TOM'Sがピットイン。しかし、右フロントタイヤの交換でわずかにタイムロスし、42.6秒でマシンを送り出す。翌周にはZENTがピットに入ってくると、トムスより若干遅れる43.8秒でマシンをコースに送り出す。さらに続いて、ARTAとD'station、MOTUL AUTECH GT-Rが揃ってピットインしてくると、ARTAがピット作業に50.8秒掛かってしまい大きくタイムロス。その間に一緒に入ってきた2台に先行を許してしまった。


本日のレースクイーン

LEON RACING LADY
澤田実架(さわだみか)

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