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F1ニュース

投稿日: 2010.01.26 00:00
更新日: 2018.02.15 17:43

USF1、ロペスの起用を正式発表。アルゼンチン政府がロペスのF1デビューをサポート


 USF1チームは、ルノーF1の元テストドライバー、ホセ-マリア・ロペスと2010年F1レースドライバー契約を結んだことを発表した。

 26歳のロペス(愛称ペチート)は、ファン・マヌエル・ファンジオなどに続く史上24人目のアルゼンチン人F1ドライバーとなる。ロペスはアルゼンチン政府からサポートを受けることとなり、今回の発表はアルゼンチン大統領クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネルにより、ブエノスアイレスの大統領官邸から行われた。

「我々のデビューシーズンのために“ペチート”と契約することを、以前から目標としていた」とチームエグゼクティブ・バイスプレジンデントのピーター・ウインザーはコメントしている。
「彼が2003年にルノーV6選手権で圧倒的な強さを見せて以来、我々は彼のキャリアをチェックしてきた。そのためアメリカをF1に復活させるにあたり、彼を乗せられることになり興奮している」
「ロペスはプロとして非常に才能があり、生まれついてのリーダーだ。彼はルノーF1のテストドライバーとして3年間を過ごしたにもかかわらずレースシートを得ることができなかった。しかしその失意への対応の仕方が、彼の性格を表している。彼は塞ぎこんで自分を哀れんだりするかわりに、アルゼンチンに戻り、国内カテゴリーを舞台に圧倒的な力を見せつけ、38勝、3タイトルを勝ち取った。その結果サッカーに次いでF1に人気が集まるアルゼンチンにおいて彼はビッグスターとなり、アルゼンチン国家が彼をサポートすることになった」

 クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル大統領は、ロペスおよびウインザーと顔を合わせた後、次のようにコメントしている。
「アルゼンチン政府は、このエキサイティングな新しいプロジェクトをサポートすることになり、たいへん喜んでいます。ホセ-マリアとチームの2010年シーズンの活躍を祈ります」


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