更新日: 2018.02.17 07:15
WEC:予選はポルシェが圧倒。フロントロウ独占
WEC世界耐久選手権は11日、シルバーストン・サーキットで第1戦の予選が行われ、ティモ・ベルンハルト/マーク・ウエーバー/ブレンドン・ハートレー組の17号車ポルシェ919ハイブリッドがポールポジションを獲得した。
予選に先駆けて現地時間午前9時から行われた60分間のフリー走行3回目は、ウエットコンディション。7号車アウディR18 e-トロン・クワトロが1分52秒094で前日に続き首位に。2番手には1号車トヨタTS040ハイブリッド、3番手に18号車ポルシェが続く結果となった。
一方、正午から始まった予選はドライコンディションに変化。なお、昨年までは各マシンからドライバーふたりがアタックを行い、それぞれのベスト2ラップずつ、計4ラップの平均タイムで争われていたWECの予選だが、今年はドライバーふたりのそれぞれのベストラップの平均へと変更されている。
LMP1/2の予選では、ウエーバー〜ハートレーとアタックを行った17号車ポルシェが、両者ともに1分39秒台の好タイムをマーク。1分39秒721の平均タイムで早々に首位につけると、最後まで譲らずにポールポジションを決めてみせた。2番手には、1分40秒340とややタイム差があるものの8号車ポルシェが続き、15年シーズンの開幕戦は参戦2年目を迎えた“耐久王”ポルシェがフロントロウを独占する形となった。
3番手には1分40秒352の平均タイムでルーカス・ディ・グラッシ〜オリバー・ジャービスとドライブした8号車アウディが入り、アンソニー・デイビッドソン〜中嶋一貴とつないだ1号車トヨタが1分40秒432で4番手。2〜4番手はコンマ1秒の中に3台が並ぶ接戦となった。5番手には7号車アウディ、6番手に2号車トヨタと続いている。