TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup、ENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Empowered by BRIDGESTONEに参戦するデルタモータースポーツが2024年シーズンの参戦体制を発表した。
大阪を本拠地とし、2017年に立ち上がったデルタモータースポーツは、2022年にTGR GR86/BRZ Cupのプロフェッショナルシリーズに参戦し、冨林勇佑が初代チャンピオンを獲得。以来、強豪が集うGR86/BRZ Cupにおいてチャンピオン争いの常連チームとして存在感を放っている。
そんなデルタモータースポーツは2024年シーズンもGR86/BRZ Cupに、引き続き自社メンテナンスのもと参戦する。「チャンピオン奪還」を目標に掲げ、プロフェッショナルシリーズに冨林が継続参戦するほか、新たにクラブマンシリーズに石塚崇宣を起用する。
石塚は2023年にモータースポーツ活動を始めたにも関わらず、同年のロードスターパーティレース北日本シリーズのクラブマンクラスで全勝。さらにシーズン途中よりスーパー耐久 ST-3クラスに参戦する38号車のステアリングを握り、同車のタイトル獲得を支えている。その適応能力の高さが激戦が繰り広げられるGR86/BRZ Cupのクラブマンシリーズでどのように発揮されるかも注目したい。
そして、デルタモータースポーツは2024年もスーパー耐久シリーズに参戦。トレーシースポーツのメンテナンスのもと、TRACYSPORTS with DELTAとしてST-3クラスに2台、ST-4クラスに1台で参戦する。ドライバーラインアップも明らかにされ、ST-3クラスの2台のドライバーは藤田真哉、伊藤鷹志、眞田拓海、尾﨑俊介、石塚、庄司雄磨となる。ST-4クラスは冨林、石井宏尚、水野大がステアリングを握り、ST-3クラスは5連覇、ST-4クラスは2連覇を目指す。
また、両シリーズともにエアバスター(AIR BUSTER)を展開する三友商事株式会社が引き続き、メインスポンサーとなることも明らかにされている。チャンピオン奪還を目指すGR86/BRZ Cup、そして連覇を目指すスーパ耐久シリーズでのデルタモータースポーツの走りに、引き続き注目したい。
■デルタモータースポーツ 2024年レース参戦体制
・TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup
エントラント:デルタモータースポーツ
プロフェッショナルシリーズ:#504 冨林勇佑
クラブマンシリーズ:#39 石塚崇宣
メンテナンス:有限会社タナカオートサービス
・ENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Empowered by BRIDGESTONE
エントラント:TRACY SPORTS with DELTA
ST-4(#41):冨林勇佑、石井宏尚、水野大
ST-3(#38 & #39):藤田真哉、伊藤鷹志、眞田拓海、尾﨑俊介、石塚崇宣、庄司雄磨
メンテナンス:有限会社トレーシースポーツ