10月3、4日に富士スピードウェイで行われる第5戦から観客を迎えての開催となるスーパーGT。チームのスタッフ数も少し緩和され、レースクイーンたちもいよいよサーキットへの同行が許される。
まだピットウォークやステージイベントなど、レースクイーンを間近に見られるイベントは行われないが、ウェブやユニット撮影会などで発表された2020年のレースクイーンコスチュームの中から、今季注目のコスチュームを紹介しよう。
■2018年のコスチューム部門グランプリユニットが進化
2018年からスーパーGTに参戦を始めた96号車K-tunes Racing。チームを盛り上げるレースクイーン「KT Honey」は初年度から注目を浴びるユニットとなった。
KT honeyのレースクイーンコスチュームは、チームの地元である岡山県特産のデニム生地を使用し、甲冑をイメージした斬新なデザインで登場。これまでのイメージとは違ったレースクイーンコスチュームで人気を博し、ファン投票でレースクイーンコスチュームの人気No.1を決める「日本レースクイーン大賞コスチューム部門」では結成初年度でグランプリを獲得した。
翌年は、イメージをガラッと白に変化させ西洋の騎士を彷彿とさせるコスチュームに。特注のカーボン製ショルダーアーマーがサーキットで注目の的となる。
結成3年目となる今季は、ファンからユニット名を募集し「KT Honey」から「Win G」へと進化を果たす。ユニット名は、K-tunes Racingのシンボルマークである、イーグルの翼の“ウイング”と勝利の“ウイン”。スーパーGTの“G”とGrand Prixの“G”を掛け合わせて作られている。
ユニット人数も昨年までの3名体制から5名体制に変更。2020年は、北川美麗さん、長沼南帆さん、福江菜々華さん、星乃サラさん、宮本あかりさんが務める。
そして、注目のコスチュームは今年も斬新なデザインとなった。
今年のWin Gのコスチュームコンセプトは、K-tunes Racingの2020年のチームコンセプトである「DARUMA」の美しい曲線を、80年代のBody-conscious(ボディコン)の曲線に例え、当時の煌びやかでゴージャス、そしてどか危険な香りのするイメージを素材と加工と形で表現したとのこと。
コスチュームの素材は、見る角度によって異なる表情を見せる素材となっており、フラッシュ撮影ではさまざまな表情が楽しめる。
カーボンショルダーアーマーは今年も採用。今年のコスチュームコンセプトである80年代のボディコンイメージともマッチする。
彼女たちが着用するコスチュームは、立入禁止区域に使用されるCAUTION TAPEをボディラインに追従するように巻きつけるイメージとなっており、実際に可動できるように伸縮性の高いゴムテープにオリジナルプリントを施した「K tunes Racing CAUTION TAPE」を作成して使用。
セクシー且つスポーティに見える巻き方を、何度も何度もテストを重ねて作られたそうだ。どこかにチームナンバーが隠れているので、ぜひサーキットで見つけてほしい。
初年度から続くベルベットケープ(マント)は今年も健在。
有名海外コレクションブランドも使用する和歌山県産最高級ベルベットを使用し、銀糸で背中にチームロゴが刺繍されている。また、カーボンショルダーアーマーと両立できるようデザインを再構築。
マントは冬用と夏用の2種類が用意され、冬用マントは、保温性と重量の有るドレープを魅せる2枚仕立て仕様に。夏用マントは、清涼感と風になびく軽量感を魅せる仕立てになっている。夏用は、着用時に腰からふくらはぎあたりまでのボディラインがヘリンボーン柄越しに透けて見えるように加工されている。
そのほかにも着脱が難しそうだが、スポーティさがマッチしたブーツをセレクトし、冬用には、ガータベルト付きのレッグウォーマーが用意。グローブには「Win G」のロゴがプリントされ、彼女たちの耳にはダルマデザインのピアスが着用されている。
各所にこだわりが詰まった「Win G」の2020年コスチューム。彼女たちが、サーキットに登場した際には、ぜひご覧いただきたいコスチュームだ。