第40回大会にあたる2018年のダカールラリーは1月14日、ボリビアのウユニからトゥピザへ向かう585kmのステージ8が行われ、ステファン・ペテランセル(プジョー3008DKR Maxi)がステージ優勝。総合ではカルロス・サインツ(プジョー3008DKR Maxi)が首位につけている。
今大会最長の498km(トラック部門は381km)のSSで争われたステージ8は、翌日のステージ9終了までメカニックらによるメンテナンスを受けられないマラソンステージ。各ドライバー/ライダーには、よりマシンを労る形での走行が求められる。
この日は、海抜4800メートルの高地で争われた上、一部では雨も降る難しいコンディションとなった。そのなかで、前日に足回りを壊すアクシデントがあったペテランセルは意地の走り。チームメイトのシリル・デプレ(プジョー3008DKR Maxi)を49秒上回ってステージ優勝を飾った。
ペテランセルの総合順位は前日の3番手から変わらなかったものの、総合2番手を走るナッサー・アル-アティヤー(トヨタ・ハイラックス)との差を2分縮め、約7分差としている。
「今日は高地での争いになった上、SS距離も長く、集中力を切らさないようにするのが難しかった」とペテランセル。
「ただ、マシンの感触にはすぐ自信を持つことができたよ。これまでと同様にプッシュすることができたからステージ優勝を手にできた」
「しかし、総合順位では2分しかギャップを削れていないし、総合首位とは1時間以上も差がついている」