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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.08.16 11:29

WRC:チャンピオン争いはヌービルとオジエによる実質上の一騎打ち。第8戦後ポイントランキング

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ラリー/WRC | WRC:チャンピオン争いはヌービルとオジエによる実質上の一騎打ち。第8戦後ポイントランキング

 8月16~19日に行われる第9戦ドイチェランドでシリーズ終盤戦に突入するWRC世界ラリー選手権。ここで第8戦フィンランド終了時点のポイントランキングを整理しておこう。

 全13戦で構成されている2018年のWRCは、TOYOTA GAZOO Racing WRTのオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が優勝した第8戦フィンランドでシリーズ後半戦に突入。16日(木)に開幕するラリー・ドイチェランドを含めてシリーズは残り5戦だ。

 WRCでは大会ウイナーに25ポイントが与えられるほか、各大会で設定されるパワーステージの上位5名には5~1ポイントのボーナスポイントが与えられるため、1大会で獲得できるのは最大30ポイントとなる。

 ここまでの8戦を終えた時点で、ポイントリーダーはティエリー・ヌービル。ここまで3勝を挙げているほか全戦でポイントを獲得しており153ポイントを獲得している。

 このヌービルを21ポイント差で追っているのがシリーズ5連覇中の絶対王者、セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)。優勝回数こそヌービルと同じ3勝だが、第6戦ポルトガルでリタイアして得点を逃したこともあり、ランキング2番手に甘んじている。

 そのオジエと25ポイント差、トップのヌービルとは46ポイント差につけているのがトヨタのタナク。シーズン2勝を挙げているが、大量得点を逃しているラウンドも多く、点差が開いてしまっており、チャンピオン候補は実質的にヌービルとオジエに絞られている状況だ。

 今年、速さに加えて安定感を身につけたヌービルが初の栄光を掴むのか、それとも絶対王者として君臨しているオジエが逆転劇を演じ、シリーズ6度目の栄光を手にするのか。シリーズ残り5戦は両者の争いが激しさを増すことになる。

 各チームが投入している3台の車両のうち、上位2台の合計ポイントで争われているマニュファクチャラーズタイトルでは、ポイントリーダーのヌービル擁するヒュンダイが228ポイントでトップ。

 26ポイントの2番手にオジエ擁するMスポーツ・フォード、そのMスポーツと1ポイント差でTOYOTA GAZOO Racing WRTが続いており、こちらはドライバーズランキングよりも差が少ない状況だ。

 なお、残るシトロエンは第8戦を終えてわずか153ポイントと大きく遅れているが、これはライバルチームと異なり2台体制を基本軸としてシーズンを戦っていることなどが影響している。

■2018WRCドライバーズランキング(第8戦終了時点)

Pos Driver Points
1 T.ヌービル 153
2 S.オジエ 132
3 O.タナク 107
4 E.ラッピ 70
5 D.ソルド 60
6 A.ミケルセン 57
7 J-M.ラトバラ 55
8 E.エバンス 52
9 M.オストベルグ 48
10 K.ミーク 43
11 C.ブリーン 39
12 H.パッドン 34
13 T.スニネン 32

■2018WRCマニュファクチャラーズランキング(第8戦終了時点)

Pos. Manufacturers Points
1 ヒュンダイ・シェル・モビスWRT 228
2 Mスポーツ・フォード・ワールド・ラリー・チーム 202
3 TOYOTA GAZOO Racing WRT 201
4 シトロエン・トタル・アブダビWRT 153

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