6月13~16日に行われた2019年WRC世界ラリー選手権第8戦イタリアの総合結果が発表されている。
地中海に浮かぶイタリア領サルディニア島を舞台に争われたWRC第8戦イタリアは、最終日の最終ステージ直前までトヨタのオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)がラリーをリードしていたが、最終SSでステアリング系トラブルが発生。さらにステージ途中にはハーフスピンする場面もあり、総合首位から陥落してしまった。
この結果、総合2番手だったダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)が逆転で総合優勝を達成。自身にとって通算2度目、2019年シーズン初の栄光を掴んでみせた。総合2位はベテラン、ヤルモ・レーティネンをコドライバーに迎えたテーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)、総合3位はアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)だった。
競技2日目にデイリタイアしたヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は総合19位、セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)は総合41位で完走。両者ともボーナスポイントが与えられるパワーステージのSS19で4位、2位に入っており、貴重なポイントを持ち帰っている。
また、優勝セレモニー終了後、総合6位だったティエリー・ヌービルのi20クーペWRCが動かなくなる場面も見られたものの、無事にサービスパークまで戻り、順位を確定している。
連戦続きだった2019年のWRCは、この第8戦を終えてサマーブレイクに突入。第9戦フィンランドは8月1~4日に行われる。
■2019WRC第8戦イタリア 総合結果
Pos. | No. | Driver | Machine | Gap |
---|---|---|---|---|
1 | 6 | D.ソルド | ヒュンダイi20クーペWRC | 3h32’27.2 |
2 | 3 | T.スニネン | フォード・フィエスタWRC | +0’13.7 |
3 | 89 | A.ミケルセン | ヒュンダイi20クーペWRC | +0’32.6 |
4 | 33 | E.エバンス | フォード・フィエスタWRC | +0’33.5 |
5 | 8 | O.タナク | トヨタ・ヤリスWRC | +1’30.1 |
6 | 11 | T.ヌービル | ヒュンダイi20クーペWRC | +2’16.7 |
7 | 4 | E.ラッピ | シトロエンC3 WRC | +2’59.6 |
8 | 5 | K.ミーク | トヨタ・ヤリスWRC | +4’40.1 |
9 | 22 | K.ロバンペラ(WRC2Pro) | シュコダ・ファビアR5 | +8’24.6 |
10 | 23 | J.コペッキー(WRC2) | シュコダ・ファビアR5 | +8’49.2 |
15 | 26 | M.プロコップ | フォード・フィエスタRS WRC | +15’07.4 |
19 | 10 | J.ラトバラ | トヨタ・ヤリスWRC | +20’36.0 |
41 | 1 | S.オジエ | シトロエンC3 WRC | +1h22’58.5 |
R | 69 | J.ハンニネン | トヨタ・ヤリスWRC | TC18A(メカニカル) |