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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.05.07 00:35

WRC:2020年開催日程の最新状況。フィンランドは延期の可能性、ラリー・ジャパンは11月で変更なし

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ラリー/WRC | WRC:2020年開催日程の最新状況。フィンランドは延期の可能性、ラリー・ジャパンは11月で変更なし

 WRC世界ラリー選手権をプロモートするWRCプロモーターとFIAは5月6日に共同で声明を発表し、2020年シーズンの暫定開催スケジュールについて最新状況をアナウンスした。

 1月に開幕した2020年のWRCは3月12~15日開催に行われた第3戦メキシコ以降、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で開催延期や中止となっており、事実上シリーズがストップしている状況だ。

 具体的には第4戦として4月23~26日に予定されていたラリー・アルゼンチンと第6戦として6月4~7日に予定されていたラリー・イタリアは開催延期。そして5月21~24日開催予定だった第5戦ポルトガルは2020年大会の中止がアナウンスされている。

 そのため現時点での次ラウンドは7月16~19日開催のサファリ・ラリー・ケニア。ただし6日に発表された声明によれば、同大会を予定どおり開催するかは5月15日に現地政府から発表される見込みの感染拡大防止策を踏まえた上で判断するという。

 また8月6~9日開催予定のラリー・フィンランドは9月もしくは10月への開催延期も検討しながら、6月上旬に状況を精査するとしたほか、9月3~6日開催予定のラリー・ニュージーランドは5月末に現地オーガナイザーによって状況分析が行われるとされた。

 9月24~27日のラリー・トルコは現地のロックダウンが一部の大都市に限られているため、5月6日時点では予定どおりの日程で開催される見通し。またシーズン終盤に組み込まれているラリー・ドイツ(10月15~18日)、ラリーGB(10月29~11月1日)、そして愛知、岐阜の両県を舞台に行われるラリー・ジャパン(11月19~22日)についても、6日の共同声明では開催スケジュールに変更はないとされた。

 開催延期とされた2大会については具体的な日程は示されなかったものの、ラリー・イタリアは5月初週に同国でのロックダウンエリアが一部縮小されたため日程調整が前進しているとされた一方、ラリー・アルゼンチンは現地政府による制限が厳しいことから10~12月での開催が現実的との見方が示されている。

 WRCプロモーターとFIAは共同声明のなかで「我々のゴールは感染拡大と各国政府が行っている制限策について、可能な限り最新の情報をモニターし続けることだ」と述べている。

「どの大会の開催日程についても、現地関係当局から最新情報が発表されない限り、確定させることはない」

「我々にはラリーファンやドライバー、チームスタッフ、メディア関係者、サプライヤーといったWRCにかかわる人々だけでなく、現地の人々の安全も守る義務がある。このことは念頭に置き続ける」


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